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企画営業とは顧客の課題を企画で解決する営業|提案方法と職務範囲を解説

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企画営業とは顧客の課題を企画で解決する営業|提案方法と職務範囲を解説

▼ この記事の内容

企画営業とは、顧客課題に合わせた企画を立案・提案する営業です。KANKO採用サイトの職務説明には、納品管理や効果検証も含まれます。[1]自社で担う範囲は企業や案件で異なるため、提案営業との違いは企画対象・成果物・受注後の担当から整理します。

企画営業に仕事を任せる際の確認点は、企画の提案と、受注後の実行調整・効果検証を同じ担当者が担うかです。提案営業との違いも、職種名だけで判断せず、実際の業務に照らして整理します。

KANKO採用サイトの職務説明では、企画営業職が企画の立案・提案に加え、納品管理や効果検証も担うと説明されています。[1]これは同社の職務例です。自社の担当範囲は、職務記述と顧客との合意事項に照らして確認します。

企画営業の意味と提案営業との重なりを整理したうえで、立案・受注・実行調整・効果検証の業務範囲を確認します。営業マネージャーが自社の分担を考える際に使うのは、比較軸と、成果物・担当者・承認者・確認時点を記入する担当範囲表です。

参考:仕事内容|KANKO採用サイト

企画営業とは、顧客の課題に合わせて企画を立てる仕事

企画営業の仕事を捉えるには、顧客に提案する企画と、その企画を進める際の担当範囲を分けて確認します。自社で任せる業務は、職種名に加えて、案件の成果物や他部門との分担から判断します。

顧客の課題を捉えて企画を立てる

KANKO採用サイトの職務説明を踏まえると、企画営業は顧客課題に合わせて企画を立案・提案し、納品管理や効果検証を担う場合もある営業です。[1]自社の範囲は、成果物と他部門との分担で確認します。

KANKO採用サイトの仕事内容欄には、企画営業職の業務として企画の立案・提案、納品管理、効果検証が記載されています。[2]また、Rise Agency採用特設サイトのPlanning & Sales欄では、顧客課題を起点とした提案・実行・効果検証を説明しています。[3]

販促案件で、顧客から「店頭で商品を知ってもらいたい」と相談された際に確認するのは、対象となる買い手や売場の条件です。そのうえで、どのような施策を、どこで、いつ実施するかを企画案にまとめます。企画案には、顧客が採否を判断するための目的や実施条件も含めます。

企画案を提出した後の仕事は、案件ごとに確認が必要です。制作を別部門へ引き渡すのか、営業が進行調整まで担うのかで、任せる業務が変わります。営業マネージャーは、提案内容と受注後の役割を一緒に確認し、担当者へ伝えます。

参考:仕事内容|KANKO採用サイト

参考:仕事内容|Rise Agency採用特設サイト

受注後の担当範囲は職種名だけでは決まらない

自社の企画営業の担当範囲を確認する際に照らし合わせるのは、職務記述と案件ごとの合意です。「企画から検証まで担当する」と書かれていても、それぞれの作業を自分で実施するのか、他部門と調整するのかは、さらに確認する必要があります。

受注後の担当を整理する際は、作業の名前に加えて、誰が何を受け取るかを確認します。営業が顧客窓口を続ける場合も、別に定める必要があるのは、制作物の完成や納品を判断する担当者です。次の問いを使い、自社案件の分担を書き出します。

  • 顧客との連絡を誰が担当しますか。
  • 制作や実施の作業を誰が担当しますか。
  • 仕様や納期の変更を誰が承認しますか。
  • 実施後の結果を誰が集め、誰が顧客へ説明しますか。

実行担当が別部門なら、営業は引き渡す情報と、相手が着手する条件を確認します。営業も調整を担うなら、記入するのは、進捗確認、変更相談、顧客への報告のうち、どこまで担当するかです。「営業が窓口」という説明だけで、すべての判断まで任せることは避けます。

小規模なチームでは、一人が提案と進行調整を兼ねても差し支えありません。その場合も、変更を承認する役割や結果を確認する役割は区別して記録します。担当範囲を明確にしたうえで、提案営業との違いも企画対象と成果物から整理します。

企画営業と提案営業を企画対象と担当範囲で比べる

企画営業と提案営業の違いを整理する際の比較軸は、何を企画し、受注後にどこまで担当するかです。両者の業務は重なるため、名称だけで企画や検証の有無を決めることは避けます。

企画の対象と成果物を比べて違いを整理する

比較では、企画営業について顧客向けの施策や実施内容を、提案営業について顧客課題への解決策を、具体的な成果物に置き換えて確認します。同じ案件で両方を扱う場合もあるため、提案営業には企画がないという二分法では整理しません。

担当範囲を比べるときは、企画対象、成果物、受注後の担当、検証責任を同じ軸で並べます。以下の表を使い、自社で企画営業と呼ぶ担当者と、提案営業と呼ぶ担当者の実際の仕事を見比べます。

比較軸企画営業で確認すること提案営業で確認すること自社で確認すること
企画する対象顧客向けの施策や実施内容をどこまで設計しますか。課題への解決策として、商品・サービスや施策をどこまで組み合わせますか。担当者は何を決め、何を他部門へ相談しますか。
成果物企画案、実施計画、仕様などのうち、何を提出しますか。提案書、見積、導入計画などのうち、何を提出しますか。受注判断と実行着手に必要な成果物は何ですか。
受注後の担当進行調整や納品確認をどこまで担いますか。引き継ぎ、導入調整、継続提案などをどこまで担いますか。実務担当と顧客窓口を誰が担いますか。
検証責任実施結果の収集や顧客への説明を担当しますか。提案した解決策の結果確認や見直しを担当しますか。何を、いつ、誰が確認しますか。

企画案と提案書の両方を提出するなら、書類の名称だけでは違いを判断できません。読み合わせる内容は、顧客が何に合意し、その後に担当者が何を引き受けるかです。同じ成果物と担当範囲を持つ場合は、職種名が異なっていても業務が重なっていると捉えます。

提案の手順と受注後の担当範囲を分けて考える

別々に確認する必要があるのは、提案をどう進めるかと、受注後に何を担当するかです。顧客の課題を聞いて提案を組み立てる手順を整える際は、提案型営業の進め方と育成項目を参照し、担当範囲の確認と分けて検討します。

商談・営業スキル 提案型営業とは?意味・違い・進め方を5ステップで解説

提案の手順が共通でも、受注後の分担まで同じとは限りません。制作部門が実行を担う案件なら、営業が仕様や顧客との合意事項を引き渡す時点を定めます。営業が実行調整も担う案件なら、変更相談や進捗報告の担当を別途確認します。

担当範囲を決めた後の検討事項は、その業務に必要な練習や商談レビューです。質問の仕方や提案理由の説明を見直す際は、提案営業の実践手順と必要スキルも確認し、自社の担当業務に照らして育成項目を選びます。

商談・営業スキル 提案営業とは?進め方と必要スキルを解説|実践手順と失敗回避

企画営業は立案から効果検証までどこを担うか

企画営業の業務範囲は、立案、受注、実行調整、効果検証に分けて確認します。各業務を営業がすべて担うと決めず、企業の職務記述や案件の契約に合わせて定めるのは、実施担当と調整担当です。

企画の立案時と受注時に合意する内容を確認する

企画の立案時には顧客の目的と企画案を、受注時には実施内容と条件を確認します。KANKO採用サイトの公開職務説明でも、企画営業職の仕事内容に企画の立案・提案が含まれています。[4]自社案件で記録するのは、立案した内容のうち、何に顧客が合意したかです。

立案時は、顧客が解決したい課題と、企画によって目指す結果をそろえます。架空の販促案件であれば、「商品を知ってもらう」と「購入につなげる」のどちらを優先するかで、検討する実施内容が変わります。目的を確認したうえで企画案へ落とし込む項目は、対象、実施場所、時期です。

受注時は、提案した内容と実際に引き受ける内容を見比べます。費用、納期、納品物、修正対応など、顧客と確認した条件を残します。顧客から追加の要望が出た場合も、担当者だけで対応を約束せず、実行部門や承認者と確認する項目の区別が必要です。

すべてを新しい書式にまとめる必要はありません。企画書、見積、打ち合わせ記録のどこに合意事項があるかを示し、未決定の項目には確認相手と期限を添えます。実行部門へ渡す前に読み合わせるのは、次の項目です。

  • 企画の目的と対象が合意されていますか。
  • 納品物や実施内容が具体的に決まっていますか。
  • 費用と納期の条件が確認されていますか。
  • 追加要望や変更を承認する人が決まっていますか。

未合意の項目があれば、実行部門へ渡す資料でも確定事項と区別し、確認相手と期限を添えます。

参考:仕事内容|KANKO採用サイト

実行調整と効果検証を誰が担うか確認する

KANKO採用サイトの企画営業職の仕事内容では、受注品の納品管理と、プロモーション後の効果検証が挙げられています。[5]同社の職務例を確認したうえで、自社では営業が納品や検証のどの作業を担うかを見比べます。

実行調整で分けて記入するのは、実際に制作する人と、顧客の要望を受けて調整する人です。営業が顧客窓口を担うなら、進捗を誰に確認し、どの時点で顧客へ報告するかを定めます。納品管理を担当することと、制作や製造を自分で行うことは区別します。

効果検証で確認するのは、結果を集める担当と、結果を顧客へ説明する担当です。販促案件なら、何を結果として確認するか、どの期間の情報を使うか、顧客から誰が情報を受け取るかを先に決めます。確認方法が未定のまま、企画による効果を説明することは避けます。

営業が結果報告まで担う場合に分けて整理するのは、確認できた事実と、次に確かめたい点です。別部門が検証する場合は、営業が受け取る報告内容と顧客への説明役を確認します。この分担は企業や案件で異なるため、業務ごとの成果物と責任者を表に記入して合意します。

参考:仕事内容|KANKO採用サイト

企画営業と他部門の担当範囲を決める

他部門との分担を決める際に業務ごとにそろえる項目は、成果物、担当者、承認者、確認時点です。部署名だけで担当を埋めず、誰が作業し、誰が判断するかを案件の関係者と確認します。

成果物ごとの担当者と責任者を表に記入する

まず、進行中の案件を一件選び、書き出すのは立案から効果検証までの業務です。次の空欄表に、各業務で残す成果物、営業担当、協働部門、承認者、確認時点を記入します。すでに資料がある場合は、成果物欄にその名称や保存場所も記入します。

業務成果物営業担当協働部門承認者確認時点合意待ち・確認相手
立案顧客目的・企画案:[記入][記入][記入][記入][記入][記入]
受注実施内容・受注条件:[記入][記入][記入][記入][記入][記入]
実行調整進行予定・引渡し資料:[記入][記入][記入][記入][記入][記入]
効果検証結果・次に確認する点:[記入][記入][記入][記入][記入][記入]

表を埋める際は、営業担当と承認者が同じかどうかも確認します。営業が顧客と連絡を取っていても、仕様や納期の変更は案件責任者が判断する場合があります。以下は、架空の販促案件における実行調整の記入例です。

記入例:架空の販促案件の実行調整
業務成果物営業担当協働部門承認者確認時点合意待ち・確認相手
実行調整確定仕様・納品予定顧客窓口担当制作・製造担当案件責任者仕様確定時・納品前仕様変更時の追加費用は合意待ちです。案件責任者に確認します。

合意できていない欄は、候補の担当者を確定扱いせず、「合意待ち」と記入し、確認する相手と期限も添えて関係者との打ち合わせで決めます。少人数の案件では一人が複数の役割を担ってもよく、人数を増やす前に読み合わせるのは、作業と判断の役割です。

引き渡しの条件と確認する時点をそろえる

引き渡しでは、資料を渡す日だけでなく、受け取った部門が着手するための条件を確認します。企画案が顧客の承認前なら、どこまで準備を進めるかを決めます。確定仕様が必要なら、承認済みの版と未決定の項目を区別して渡します。

仕様変更、納品、結果確認は、それぞれ判断する人と確認時点を定めます。「必要なときに相談する」だけではなく、変更要望を受けた時点、制作着手前、納品前など、確認のきっかけを表に記入します。担当が未定なら、営業や協働部門のどちらかに推測で割り当てず、合意待ち欄へ戻します。

担当範囲を決めた後は、顧客との合意事項と、まだ確認していない情報を関係者へ共有します。担当交代も見据えて記録をそろえる際は、顧客情報・役割・判断基準を共有する組織営業を参照し、引き継ぐ相手が次の判断に使う情報を確認します。

営業戦略・KPI設計 組織営業とは?顧客情報と判断基準を共有する方法|担当交代に備える

まとめ:案件ごとに企画営業の担当範囲を見直す

自社の案件で企画営業が担う業務を書き出す

企画営業は、顧客課題に合わせた企画を立案・提案する営業です。KANKO採用サイトの職務説明には、納品管理や効果検証も含まれています。[6]自社の担当範囲は企業や案件で異なるため、営業が行う作業と他部門へ引き渡す作業を確認します。

提案営業との違いを整理するときに照らし合わせる項目は、企画する対象、成果物、受注後の担当範囲です。提案営業には企画や検証がないと決めず、顧客との合意内容と実際に引き受ける業務から比較します。

まずは進行中の案件を一件選び、本文の担当範囲表に成果物、営業担当、協働部門、承認者、確認時点を記入してください。引き渡しの条件も読み合わせ、未決定の欄には合意待ちと確認相手を残します。関係者と確認した内容をもとに、自社の企画営業が担う業務を定めます。

参考:仕事内容|KANKO採用サイト

案件の分担を整理したうえで、営業組織全体の現状も振り返りたい方は、以下の資料をご覧ください。


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この記事を書いた人
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元電通、2016年創業。株式会社FAZOM代表取締役。自らの組織崩壊を原点に、営業プロセスを数字で再現する独自メソッド「メトリクスマネジメント」を体系化。累計200社超の営業組織を支援し、売上向上・新人の早期戦力化など成果を創出。