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データ取扱いポリシー

v1.10 / 施行日 2026-08-13

1. 基本方針

株式会社FAZOM(以下「当社」)は、利用企業のデータを適切に保持・管理します。当社は、音声そのものを必要以上に長期保持することを標準とはせず、分析・改善に必要な情報は、匿名化または構造化されたデータとして取り扱います。

1.1 標準条件で対応できる範囲

標準条件は、一般的なご利用に対応できる基本設計です。raw音声・録画データ(録音ファイル・録画ファイル・録画URLを含みます。以下同じ。)は必要期間のみ保持し、標準では365日を上限に削除します。一方で、サービス提供・品質改善に必要な情報は、匿名化された文字起こしデータおよび派生データとして適切に管理します。

1.2 個別要件があれば調整可能

追加の社内規程・業界規制・情報システム部門の要件がある場合は、個別条件表により保持期間、削除条件、改善利用可否、削除証明等を調整します。業界規制対応は、業界規制対応の補足別紙(データ処理別紙または個別条件表)で対応できます。

2. 標準条件

2.1 取得・保持するデータ

区分 内容 標準扱い
raw音声・録画データ 商談・架電・ロールプレイング(以下「ロープレ」といいます。)等の録音ファイル・録画ファイル・録画URL 365日を上限に削除
文字起こしデータ 音声をテキスト化したもの 匿名化・必要最小化して保持可能。お客様・個人・案件を再識別できるものは、個別条件がない限り受領日から365日以内に削除または非識別化
発話単位データ 発言者、発話時刻、発話内容等 分析・レビュー用に保持可能。再識別できるものは同上(365日以内)
分析ログ・特徴量 話速、沈黙、スコア、タグ等 改善分析用に保持可能。再識別できるものは同上(365日以内)
改善テーマ・確認済みレビュー 弱点タグ、改善テーマ、責任者が確認したレビュー等 品質向上・育成分析に利用可能。再識別できるものは同上(365日以内)
監査ログ 変更履歴等の操作・変更の記録 契約・監査・証跡管理に必要な期間に限り保持

2.2 raw音声・録画データの標準保持

raw音声・録画データは、標準では365日を上限に削除します。標準ライフサイクルは以下のとおりです。

期間 保管方法 用途
0〜90日 通常保存 画面上での再生、サポート担当による確認、再文字起こし、障害調査
90〜365日 低頻度アクセス用保存 必要時の再処理・品質検証
365日後 削除 原則としてraw音声・録画は保持しない

長期アーカイブ保管等による365日超のraw音声・録画保持は、標準条件には含みません。必要な場合は個別契約・個別見積とします。

※注記:2.1の表および本節の「保持可能」「利用可能」は、お客様ご自身のためのご利用を指します。複数のお客様に共通するサービス改善に用いる場合は、下記2.3の「2. 複数のお客様に共通するサービス改善のためのご利用」に定める範囲(再識別できない統計情報・一般化された知見、または非識別化改善データ)に限られます。

2.3 派生データの利用

当社は、raw音声データの保持期間内に、文字起こしデータ、発話単位データ、分析特徴量、弱点タグ、改善テーマ、確認済みレビュー等を生成することがあります。これらの派生データは、利用企業または個人を直接識別しない形に加工したうえで、本サービスの提供、品質向上、分析、改善提案、運用改善に利用します。

派生データの利用範囲は、次のとおり分かれます。

1. お客様ご自身のためのご利用
上記の派生データを、お客様への本サービスの提供、品質向上、分析、改善提案および運用改善に利用します。

2. 複数のお客様に共通するサービス改善のためのご利用
この場合に利用できるのは、次の2つに限られます。
– お客様、個人、お客様のお取引先、案件および商談内容を再識別できない統計情報または一般化された知見
非識別化改善データ(氏名・会社名・案件名・商品名・金額等を除去し、連結する符号を削除し、通常の業務システムでは元のお客様を照合できない状態にした発話単位のデータ。データ貢献特約に定める非識別化改善データと同一のものです)およびこれに付与した評価情報。ただし、データ貢献特約を締結いただいたお客様については、法令に基づく求めへの対応など同特約に定める限られた場合にのみ、二者の承認のうえで参照する対応情報を、通常の業務システムから分離して保管することがあります(詳細は同特約第8条による)。非識別化改善データを横断的なサービス改善に用いるのは、データ貢献特約を締結いただいたお客様について、当該特約に定める範囲に限ります。特約のないお客様については、上記の統計情報または一般化された知見のみを用います。

3. 行わないこと
– お客様を識別できる形での他社との比較分析
– 他のお客様に対する、お客様を特定した個別提案
– 外部AIサービス提供者の基盤モデルの学習への利用

4. 停止のご希望
非識別化改善データの作成の停止は、いつでもお申し出いただけます。お申し出以降、作成を停止します。お申し出時点で確定前のデータは削除または加工待ち領域から除外し、確定済みのデータは、法令上削除その他の措置が必要な場合を除き、お客様別の削除の対象とはなりません。作成方法、除去する項目の一覧および実際の変換例は、ご要望に応じてご確認いただけます。

※本ポリシーでいう匿名化とは、対応表を破棄し復元できない状態への加工を、非識別化とは、特定の個人・法人・お客様・案件等を直接識別しにくくするための処理をいい、いずれも法令上の匿名加工情報の作成を当然に意味するものではありません。

2.4 raw音声・録画を直接学習対象にしない

raw音声・録画データは、再処理、品質検証、障害調査、サポート担当による確認等の原本として利用します。サービス改善・分析の主たる対象は、匿名化された文字起こしデータおよび構造化された派生データです。

3. 利用目的

当社は、取得したデータを以下の目的で利用します。

1. 本サービスの提供、運用、保守
2. 商談・架電・ロープレの記録、分析、レビュー支援
3. 営業スキル、弱点傾向、改善テーマの可視化
4. 利用企業へのサポート、障害調査、品質検証
5. 本サービスの品質向上、機能改善、アルゴリズム改善
6. 統計化・匿名化された形での分析、ベンチマーク、プロダクト改善(複数のお客様に共通する改善に用いる場合は、§2.3の2に定める範囲=再識別できない統計情報・一般化された知見、または特約締結時の非識別化改善データに限ります。)
7. 契約・法令・監査対応に必要な証跡管理

4. 個別条件

利用企業は、個別条件表により、以下の事項を調整できます。

– raw音声・録画データの保持期間(90日 / 180日 / 365日 / 個別設定)
– raw音声・録画非保持
– 文字起こしデータの取扱い
– 改善利用の停止または制限
– 削除条件
– 削除証明の有無
– 業界規制・社内規程への追加対応

標準条件から外れる個別設定には、追加の設定・監査・運用管理が必要となるため、条件に応じた追加費用が発生する場合があります。

5. 削除・改善利用の停止

利用企業から削除要望または改善利用停止要望があった場合、当社は契約条件および個別条件表に従って対応します。顧客削除要望時は、ライフサイクルによる自動削除を待たず、明示的な削除処理と変更履歴等への証跡記録を行います。

解約時エクスポート・提供対象外資産

1. 標準エクスポート対象

契約終了時、利用企業の請求に基づき、以下を当社所定の形式で提供できます。

– 利用履歴
– スコア履歴
– 非識別化済み文字起こしデータ
– 確認済みレビュー
– 改善テーマ履歴
– 顧客作成シナリオ
– 契約期間中に当社が利用企業へ明示的に提供済みの月次レポート、四半期レポート、勝ち筋サマリー等
– 保持期間内かつ契約条件内のraw音声(個別対応)

標準形式はCSV、PDF、TXTを基本とします。JSON、他システム移行用のカスタム形式は個別見積または個別対応とします。

2. 提供対象外

以下は、当社固有の技術・ノウハウ・知能層であり、エクスポート対象外とします。

– 当社固有のスコアリング、推薦、分析、ベンチマークに関する内部データ及びロジック
– AIへの指示設計、評価基準、重み付け、内部設定その他本サービスの中核となる設計情報
– 当社が顧客横断で生成、管理又は改善する統計情報、ベンチマーク及び改善資産
– 本サービスの内部データ構造、特徴量、ログ、監査記録及び中間生成データの全量
– その他当社サービスの中核となる技術、ノウハウ、営業改善エンジン及び内部運用資産

3. 勝ちパターンの扱い

契約期間中に当社が利用企業へ明示的に提供した勝ち筋サマリー、月次レポート、四半期レポート等は契約終了後も利用企業にて参照いただけます。ただし、当社サービス上で継続的に生成・更新される内部の分析資産、推薦及びベンチマーク等は、契約終了後は利用できません。

4. 契約終了後に停止する機能

契約終了後は、新規データ取込、スコア更新、改善テーマ生成、ロープレ推薦、マネージャー承認ワークフロー、ベンチマーク更新、内部の分析・推薦資産の更新その他継続利用を前提とする機能は停止します。