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ビジネスにおけるクロージングとは?|合意前に確認すること

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ビジネスにおけるクロージングとは?|合意前に確認すること

▼ この記事の内容

Zoho CRMの解説では、営業のクロージングは顧客の契約意思を確認し、成約・受注を目指す工程です。[1]回答と未決事項を分け、意思と条件がそろえば了承された手続きを確認しましょう。未確認なら確認先と行動を決め、明確な辞退は終了内容として残します。

Zoho CRMの営業クロージング解説では、顧客の契約意思を確認し、成約・受注を目指す工程と説明しています。[1]部下から「前向きでした」と報告されたときは、相手が何を了承したのかまで確認しましょう。

提案への関心や資料送付への了承を、契約意思の回答に置き換えずに整理しましょう。商談での位置づけと合意前の確認事項を押さえ、相手の回答をもとに次の行動を考えます。

営業マネージャーは、確認表を使って部下と回答・未決事項を読み合わせてみましょう。契約手続きへ進むか、誰に何を確認し直すかを、実際の商談記録に沿って判断します。

参考:営業におけるクロージングとは。受注はクロージング前に決まっている|Zoho CRM

ビジネスにおけるクロージングの意味

営業マネージャーが部下の商談を振り返る際は、質問と回答を一組で確認しましょう。「前向きでした」という報告だけでは、提案への関心なのか、契約手続きを進める意思なのかを判断できません。

顧客の契約意思を確かめる工程

ビジネスにおけるクロージングは、顧客の契約意思を確かめて成約・受注へ進める工程です。Zoho CRMの営業クロージング解説でも、条件のすり合わせ後に契約意思を確認する段階として説明しています。[1]

法人商談で確かめたいのは、相手が提案をどう評価したかに加えて、どの条件なら契約へ進む意思があるかです。商品説明を終えたことを区切りにせず、提案内容と契約の判断を結びつけて確認します。

相手が了承した対象を、契約の検討、条件の再調整、具体的な手続きなどに分けて残します。クロージングという言葉を使う場合も、何を確かめ、何が残ったのかまで説明すると、次の商談で尋ねる内容が明確になります。

参考:営業におけるクロージングとは。受注はクロージング前に決まっている|Zoho CRM

好意的な反応と契約への合意を見分ける

好意的な反応を受けたときの確認点は、相手が何に賛成したかです。提案への関心、資料送付への了承、次回打ち合わせへの合意は、それぞれ記録する対象が異なり、そのまま契約意思の回答に置き換えないようにします。

資料を送ることへの了承が得られたなら、回答欄には資料送付の合意として残しましょう。契約するかについて質問していない場合は、契約意思を未確認として扱い、送付後に何を確認するかを別に決めます。

次回打ち合わせが決まった場合も、記録するのはその場で決める予定の事項です。提案内容の説明を受ける時間なのか、条件を見比べる時間なのかによって、営業側が準備する資料や参加を依頼する相手が変わります。

部下の報告に相手の具体的な回答が残っていなければ、マネージャーの期待で合意を補わず、未確認の事項を一緒に整理しましょう。相手の反応を受け止めたうえで、商談途中の評価と最終的な契約意思を分けて確認することが次の課題です。

商談におけるクロージングの位置とテストとの違い

商談途中の評価と、契約へ進む意思は分けて記録しましょう。提案の一部分への賛成しか確認できていない場合は、残りの条件や契約意思を未確認として残し、次に尋ねる対象を絞ります。

提案から契約手続きまでの流れを整理する

商談では、提案への反応を確かめ、契約意思を確認したうえで、契約手続きへ進む順序を整理します。Zoho CRMの営業クロージング解説でも、途中の確認、契約意思の確認、締結時の条件再確認を分けて説明しています。[2]

マネージャーが部下の確認段階を振り返る手がかりは、以下の表です。一度の商談で最後まで終わるとは限らないため、日程や訪問回数より、相手が回答した内容を見て次の作業を決めましょう。

工程確認する対象次の行動
提案への反応確認提案への評価や残る疑問を聞きます。回答が必要なポイントを整理します。
契約意思の確認提示した条件で進む意思を聞きます。了承された内容と未決事項を分けます。
契約手続きの確認合意内容と手続きに必要な事項を見比べます。相手と合意した内容に沿って担当者と作業を決めます。

商談の機会を設けるための日時合意も、契約意思とは区別して扱います。架電の終盤で何を了承してもらうかに迷う場合は、テレアポの日時合意や反応別の対応例で、商談予約までの確認を整理しましょう。

商談・営業スキル テレアポのクロージングで合意を得るには?|断り・保留への対応例

参考:営業におけるクロージングとは。受注はクロージング前に決まっている|Zoho CRM

テストは途中の反応、最後に契約意思を確かめる

テストクロージングは商談途中の提案への反応を確認し、最後のクロージングは契約意思を確かめます。Zoho CRMの営業クロージング解説では両者を分けており、途中の肯定だけで契約への合意とは判断しません。[3]

確認の種類確認する時点回答を記録する対象未確認の事項の扱い
テストクロージング商談途中で提案への反応を聞きます。評価された点や疑問を残します。回答のない条件や契約意思は、未確認として残します。
最後のクロージング条件を整理したうえで契約意思を聞きます。契約へ進む意思と、その前提条件を記録します。承認や条件調整が残れば、確認を続けます。

最後に契約意思を尋ねるときは、どの提案・条件について答えてもらうのかをそろえます。相手の肯定が条件付きなら、その条件も回答と一緒に記録し、条件を確認するまでは手続きへ進む判断を保留しましょう。

参考:営業におけるクロージングとは。受注はクロージング前に決まっている|Zoho CRM

合意前に契約意思と条件を確かめる

合意前には、契約へ進む意思と提示した条件について、相手の回答・未決事項・次に確認する相手と行動を分けて残しましょう。回答がない事項は未確認とし、営業担当者の推測や希望を顧客の回答に置き換えないようにします。

契約意思を確認する項目を整理する

契約意思を尋ねる前に、解決する課題、予算、決定権、導入時期を整理しましょう。Zoho CRMの営業クロージング解説では、顧客の状況を把握する見方として、予算・決定権・ニーズ・導入時期を指す「BANT」を紹介しています。[4]

課題について確かめたいのは、顧客が今回の提案で何を解決したいと回答しているかです。営業担当者が必要だと考えている内容と、顧客が今回求めている内容を分け、提案範囲への認識が合っているかを確かめます。

予算と導入時期は、希望と確定した事項を分けて記録しましょう。希望する費用や開始月が聞けていても、予算承認や社内の開始判断が残っているなら、その確認先と必要な行動を未決事項に添えます。

決定権については、窓口担当者の役職名だけで判断せず、誰が何を承認するかを尋ねます。マネージャーは、回答した人、回答日、残る承認手順を部下と確認し、担当者の賛成と組織としての判断を分けて記録しましょう。

参考:営業におけるクロージングとは。受注はクロージング前に決まっている|Zoho CRM

合意した契約条件を見比べる

契約条件は、商談中の説明と、手続きに使う見積書・契約書の内容を見比べます。Zoho CRMの営業クロージング解説でも、締結前に金額、納期、数量、支払い、保証、サービス内容を再確認するよう説明しています。[5]

見比べる際は、どの見積書や提案書を前提に話しているかを相手とそろえましょう。条件調整の途中で資料を更新している場合は、発行日や版を確認し、古い条件への了承を新しい条件への了承として扱わないようにします。

相違が見つかった項目は、営業側の説明と相手の認識をそれぞれ残し、未決事項に移します。相手が希望した変更をその場で約束する前に、自社で対応できる範囲を確かめ、修正内容を提示してから改めて了承を確認しましょう。

確認項目は商材や契約によって追加し、表の項目だけで十分とは判断しません。納品やサービス提供を担う部署への確認が必要なら、その回答も待って条件をそろえ、確認していない約束を契約手続きへ持ち込まないようにします。

参考:営業におけるクロージングとは。受注はクロージング前に決まっている|Zoho CRM

相手の回答と未決事項を分けて記録する

以下の確認表を、自社の商談記録に合わせて使ってみましょう。「相手の回答・記録」には回答者と回答日も添え、未決事項がある行には、それを誰にどのように尋ねるかを記入します。

確認する事項相手の回答・記録未決事項次に確認する相手・行動
解決する課題と提案範囲了承された課題と対象範囲を記入します。提案に含めるか未定の事項を残します。対象範囲を判断する相手に確認します。
予算と費用・支払条件回答された予算と了承済みの条件を記入します。予算承認や条件調整が残る項目を記します。承認や調整を担う相手に確認します。
決裁者と社内承認手順回答者、決裁者、確認済みの手順を記入します。回答が必要な人や残る承認を記します。窓口担当者と確認方法を決めます。
開始時期と納期了承された日程を記入します。希望と確定日が異なる項目を残します。日程を判断する相手と調整します。
数量・サービス範囲・保証条件合意した内容と参照資料を記入します。認識の相違や追加確認を残します。対応範囲を確認し、修正内容を提示します。
残る疑問と契約意思相手の意思と、その前提条件を記入します。未回答の疑問や条件を残します。回答が必要な相手と次の行動を決めます。

記入後は、回答欄だけでなく未決事項の欄を部下と読み合わせます。相手が条件付きで了承している場合は、条件を省かず残し、未回答の項目はまとめて確認済みにせず、一つずつ次の行動へ結びつけましょう。

オンラインで表や見積書を共有した場合も、画面を見せ終えたことと相手が了承したことを分けて記録します。説明後の理解確認や合意事項の伝え方に迷う場合は、Zoom商談で合意を確認するときのマナーも確認し、相手の回答を得てから次の手続きへ進みましょう。

商談・営業スキル Zoom商談のマナー|失礼を防ぐ場面別チェック

契約手続きへ進むか確認を続けるか決める

契約意思と必要な条件・承認が確認できたら、相手が了承した契約・発注手続きを確かめましょう。未確認の事項があれば確認先と行動を決め、明確な辞退の回答があれば終了内容を記録します。

意思と条件がそろったら契約手続きを確認する

契約へ進む意思と必要な条件が確認できたら、相手が了承した契約・発注手続きを確かめます。書類を送る相手、確認する担当者、次に行う作業をそろえ、営業側だけで手続きの予定を決めないようにします。

確認できた回答選ぶ行動記録する内容
契約意思と必要な条件を確認しました。相手が了承した契約・発注手続きへ進みます。手続きを担う相手と次の作業を残します。
意思・条件・承認のいずれかが未確認です。不足している事項の確認を続けます。次に聞く相手と確認する行動を残します。
辞退の意思が明確に示されました。検討終了の回答を受け止めます。終了した対象と相手の回答を残します。

マネージャーは、契約書の送付予定だけでなく、相手がその手続きに了承しているかも確認しましょう。ここで扱うのは商談の次の行動の判断であり、書類の作成や送付だけで契約が成立したとは判断しません。

未確認なら次に聞く相手と行動を決める

未確認の事項が残る場合は、契約を求める前に、次に誰へ何を聞くかを決めます。「社内で検討中」とまとめるだけでなく、決裁者の回答、条件調整、残る疑問のどこが未決なのかを確認表で特定しましょう。

決裁者の回答が得られていないなら、窓口担当者と承認の確認方法を相談します。同席が必要なのか、資料を渡して確認するのかを決め、営業側が用意するものと相手に確認してもらう事項を分けて残します。

次回の予定を決める際は、日付に加えて、回答を得る予定の事項と双方の担当を記録しましょう。次回設定への了承を契約意思の確認済みに置き換えず、回答が得られた時点で、手続きへ進むか追加確認を続けるかを判断します。

辞退の意思が明確なら終了内容を記録する

辞退の意思が明確に示されたら、相手の回答を受け止め、今回の検討を終了する内容を記録します。見送りの対象と、相手から理由の説明があったかを分けて記し、説明されていない理由は不明として残しましょう。

返信がない場合は、辞退の意思が確認できた場合と分けて扱いましょう。連絡した日時や用件、回答を待っている事項を残し、無返信だけを根拠に、相手が予算や提案内容を理由に断ったと記録しないようにします。

相手から再検討の条件や連絡許可が示された場合は、その内容も終了記録に添えます。将来の連絡を当然とはせず、了承された用件と時期に沿って扱い、部下の記録を確認するときも、顧客の回答と営業側の予定を分けて読みましょう。

まとめ

Zoho CRMの営業クロージング解説では、顧客の契約意思を確認し、成約・受注を目指す工程と説明しています。[1]好意的な反応を受けたときも、相手が了承した対象と残る事項を確認しましょう。

まずは本文の確認表を自社の商談に当てはめ、部下と相手の回答・未決事項を読み合わせてみましょう。意思と必要な条件がそろったら了承された手続きを確認し、未確認の事項があれば次に聞く相手と行動を決めます。明確な辞退の回答は受け止め、終了内容を記録しましょう。

確認の進め方を部下と練習したい場合は、実商談の確認事項をロープレで練習する進め方も参考にしてください。

商談・営業スキル ロープレが意味ない・苦痛と感じたら|営業マネージャーの運用見直し

商談のどこが未確認かを整理したら、提案前の会話も振り返ってみましょう。関連資料として「止まった商談を動かす提案受注率改善ガイド」をご覧ください。


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この記事を書いた人
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元電通、2016年創業。株式会社FAZOM代表取締役。自らの組織崩壊を原点に、営業プロセスを数字で再現する独自メソッド「メトリクスマネジメント」を体系化。累計200社超の営業組織を支援し、売上向上・新人の早期戦力化など成果を創出。