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商談・営業スキル

BtoB営業で売れる人がやっている15のコツ

BtoB営業で売れる人がやっている15のコツ

▼ この記事の内容

BtoB営業のコツは「商談前の準備」「商談中のヒアリングと提案」「商談後のフォロー」の3フェーズに分かれる。成果を出すために最も重要なのは、決裁者の課題を構造的に把握し、導入後の成果を数字で示す提案力である。個人のコツで終わらせず、組織の仕組みとして定着させることが、安定した営業成果の条件になる。

GartnerのB2B購買行動に関する解説では、BtoBの購買意思決定には平均6〜10名が関与するとされています。複数の意思決定者を巻き込みながら成約まで導くには、商談前・商談中・商談後の各フェーズで押さえるべきコツが異なります。

「エース営業に数字が偏り、チーム全体の目標が未達のまま四半期が終わる」「部下にコツを教えたいが、何から伝えればいいかわからない」。営業マネージャーがこうした課題を放置すると、属人的な成果構造が固定化し、メンバーが増えても売上が伸びない状態が続きます。

この記事では、BtoB営業で成果を出すコツを商談フェーズ別に7つ整理し、さらにコツを個人技で終わらせず組織の仕組みとして定着させる方法まで解説します。

読み終えたとき、自チームに適用すべきコツの優先順位が明確になり、仕組み化の具体的な進め方が見えているはずです。

BtoB営業で成果を出す7つのコツ|フェーズ別に整理する

BtoB営業のコツは、商談前の準備・商談中のヒアリングと提案・商談後のフォローの3フェーズに分かれます。フェーズごとに優先すべき行動が異なるため、コツを体系化せずに個人の経験だけに頼ると、成果が特定の営業担当者に偏り、チーム全体の数字が安定しません。

商談前|ターゲット企業の課題を構造的に把握する

BtoB営業の商談前準備では、ターゲット企業の業界課題・組織の意思決定構造・予算サイクルの3軸を事前に把握します。この3軸が揃えば、初回商談から相手の状況に即した提案が可能です。本記事ではこの準備の型を「FAZOM式3軸リサーチ」と呼びます。

3軸の準備なしに商談へ臨むと、相手の業界事情を知らないまま汎用的な提案になりがちです。1軸目の業界課題では、ターゲット企業が属する業界の直近の規制変更や市場動向を確認します。2軸目の組織構造では導入の意思決定に関わる部門と承認ルートを、3軸目の予算サイクルでは予算策定時期と追加予算の可否を調べます。

新規開拓では3軸すべてを一から調査する必要がありますが、既存顧客への追加提案なら組織構造と予算サイクルは過去の商談データで把握済みです。3軸の準備ができたら、次は決裁者を商談に巻き込む段取りが成果を分けます。

商談前|決裁者と現場担当者の両方にアプローチする

BtoB営業で決裁者にアプローチするには、現場担当者との初回商談で「社内の最終判断はどなたですか」と確認し、次回の打ち合わせに決裁者の同席を依頼します。担当者と決裁者の両方の課題を把握することが、案件停滞を防ぐ条件です。

現場担当者だけに提案すると、「社内で検討します」と言われたまま案件が止まるケースが目立ちます。

Gartnerの調査では、BtoBの購買意思決定に平均6〜10名が関与するとされており、大企業では承認ルートも複数に分かれるため影響者の把握が欠かせません。中小企業では社長が最終決裁者のケースが多く、初回から経営者を交えて商談を進めます。

現場担当者に「決裁者も同席してほしい」と直接依頼すると、相手に負担をかける印象を与えることがあります。「経営視点の効果をまとめたので上長にもご確認いただけると助かります」と、担当者の社内評価にもつながる形で打診するのが有効です。決裁者との接点を確保できたら、次は商談中のヒアリングで相手の本音を引き出す段階に入ります。

参考:The B2B Buying Journey|Gartner

商談中|BANTを使って顧客の本音を引き出すヒアリング

BtoB営業のヒアリングでは、BANTフレームワークを活用します。ただし初回商談で予算を直接聞くのは逆効果で、まず課題と導入時期を確認し、予算は信頼関係ができた2回目以降に踏み込むのが原則です。

BANT要素 確認タイミング 聞き方の例
Need(課題) 初回 「いま一番手が回っていない領域はどこですか」
Timeline(時期) 初回 「いつ頃までに改善したいとお考えですか」
Authority(決裁者) 2回目 「最終的なご判断はどなたがされますか」
Budget(予算) 2回目以降 「同規模の企業様ではこの程度の投資で導入されています」

初回で確認する要素と2回目以降に回す要素を事前に決めておくと、ヒアリングが自然な対話になります。「ご予算はおいくらですか」と初回から直接聞くのは逆効果です。予算感を探るには「同規模の企業様ではこの程度の投資で導入されています」とこちらから目安を提示します。

BANTの4要素を1回の商談ですべて聞き出す必要はありません。初回はNeed(課題)とTimeline(時期)に集中し、2回目以降にAuthority(決裁者)とBudget(予算)へ段階的に踏み込むのが定石です。

BANTを営業現場で活用する具体的な手順は、こちらの記事で解説しています。



営業AI・営業DX BANTとは?営業の案件管理に使えるヒアリング手法と質問例・活用ポイント

商談中|導入後の成果を数字で示す提案をつくる

BtoB営業で稟議を通すには、導入後の成果を具体的な数字で示す提案が有効です。「業務効率が上がります」という定性的な説明だけでは、決裁者が投資判断を下す材料になりません。

弊社が支援した営業組織では、成果見込みを『商談数』『成約率』『粗利額』に分けて示した提案ほど、担当者が稟議書へ転記しやすくなりました。

たとえば『営業力が上がります』ではなく、『現状の月間商談数、成約率、平均粗利から導入後の改善幅を試算する』形にすると、決裁者が投資判断しやすくなります。数字があれば稟議書を作成する担当者の負担も減ります。

ROI試算を作る際は、「現状の数値」と「導入後の見込み数値」を並べて差分を金額で表現します。定量効果が出しにくい商材では、「工数削減時間×人件費単価」のように間接的なROIに変換するのが有効です。提案の数字が揃っても商談後のフォローが弱ければ成約にはつながらないため、フォローの質が次の課題になります。

BtoB営業で成約率を上げる商談後フォローの3つのコツ

BtoB営業では、商談後のフォロー品質が成約率を直接左右します。商談の内容がどれだけ良くても、フォローが遅れたり中身が薄かったりすれば、先方の検討は他社に流れます。

商談後24時間以内の議事録送付で検討を実行に移す

商談後24時間以内に、合意した内容と次のアクションを整理した議事録を送付します。商談の記憶が鮮明なうちに論点を文書で共有することが、先方の社内検討を実行に移す起点になります。

商談直後に「本日はありがとうございました」とだけメールを送り、議事録を添付しない営業担当者は少なくありません。

2週間後にフォローの連絡を入れたとき、「すみません、他社に決まりました」と言われる場面の多くは、この空白期間に先方の検討が他社リードで進んだ結果です。議事録に含めるのは、合意事項の要約・未解決の論点・次のアクションと期限の3点です。

特に重要なのは次のアクションと期限で、「翌週までに御社側で要件を整理し、再来週に修正提案をお持ちします」のように双方の行動を日付入りで明記します。

議事録の送付は単なる礼儀ではなく、先方の検討プロセスを自社がリードするための手段です。検討が前に進んだら、次は担当者が社内稟議を通すための材料を営業側から用意する段階に入ります。

社内稟議を通すための武器を用意する

BtoB営業の成約率を上げるには、商談の質だけでなく、担当者が社内稟議を通すための武器を営業側から用意するのが有効です。稟議に必要な材料が不足していると、担当者がどれだけ前向きでも社内承認の段階で案件が止まります。

  1. ROI試算書: 導入前後の数値差分を金額で提示する。年間のコスト削減額や月あたりの商談増加件数など、決裁者が投資判断できる粒度にまとめる
  2. 同業他社の導入事例: 同じ業種・同規模の企業が導入して成果を出した実績を示す。自社と重なる状況の事例があると稟議書の説得力が上がる
  3. 導入スケジュール案: 導入から成果が出るまでの期間とステップを具体化する。いつまでに何が変わるかを稟議書に記載できる材料になる

3つの武器のうち、最も稟議を動かすのはROI試算書です。仮に営業支援ツールの導入を提案するなら、「月あたりの商談工数を20時間削減し、年間で人件費換算約480万円の効果が見込めます」と具体的に試算を示します。定性的な期待ではなく、投資対効果の数字が決裁者の判断材料になります。

稟議が一度不通過になっても、断られた理由を確認して武器を差し替えれば巻き返しは可能です。

コストがネックだった場合は競合製品とのROI比較を追加し、タイミングが合わなかった場合は次の予算サイクルに合わせた再提案を準備します。稟議を通す武器を揃えても、すべての案件が成約に至るわけではなく、BtoB営業では検討期間が長いため失注した案件をどう扱うかが中長期の成約率を左右します。

失注案件を3ヶ月後に再アプローチする仕組みをつくる

失注した案件への再アプローチはしつこい営業だと敬遠されがちですが、実際には先方が断った事実自体を忘れているケースが珍しくありません。3ヶ月前の商談で「今は見送ります」と言った担当者が、再連絡時に「そうでしたっけ」と反応する場面は日常的に発生します。

再アプローチを個人の記憶に頼ると、案件が埋もれて機会を逃します。失注日・失注理由・再アプローチ予定日の3点をCRMに記録し、3ヶ月後に自動でリマインドが届く仕組みをつくるのが定石です。再連絡時は前回と異なる切り口を用意します。

弊社が200社超の営業チームを支援してきた中でも、失注案件の再アプローチを仕組み化しているチームは成約率が安定する傾向にあります。

再連絡では同じ提案を繰り返さず、「同業他社で新しい導入実績が出ました」「前回の課題に対する解決策が更新されました」といった情報変化を切り口にします。

フォローの仕組みが整っても、実行するのが特定の営業担当者だけでは組織として再現性がないため、コツを個人の技術で終わらせずチーム全体のプロセスに組み込む方法が次の課題になります。

BtoB営業のコツを「個人技」で終わらせない仕組み化の方法

営業のコツを個人の属人的スキルにとどめず、組織として再現できるプロセスに変える方法があります。弊社が支援した企業でも、エース営業への依存から脱却したチームは暗黙知の言語化・勝ちパターンのプロセス化・ロープレによる品質標準化の3つを共通して実行していました。

エース営業の暗黙知を言語化する手順

エース営業の暗黙知は、本人に「どうやっているのか」と聞いても言語化できないことがほとんどです。商談データを比較して成果の出ている営業とそうでない営業の行動差分を可視化し、再現可能な手順として抽出します。

弊社が支援したフードサービス企業では、8名の営業チームのうち1名のエース営業に売上が集中していました。チーム営業化に取り組んだ結果、Bランクだったメンバーの営業成績がAランクの80%水準まで42%改善しています。

チーム営業への切り替えを打診した際、エース営業はこう打ち明けました。「教えたくないわけじゃないんです。何を教えればいいか、わからないんです」。暗黙知は本人すら自覚していないため、聞き取りだけでは引き出せません。改善の起点は、エース営業の商談録画を他メンバーの商談と並べて比較する作業です。

何に困っていて何から改善すべきかの当たりを現場観察で把握し、質問の切り口を変えていた行動が暗黙知の正体でした。エースが1名しかいない組織では、同一人物の成約商談と失注商談を時系列で比較します。

暗黙知を言語化できたら、次は勝ちパターンとして営業プロセスに組み込む段階に進みます。

商談の勝ちパターンを分析して営業プロセスに組み込む

勝ちパターンを営業プロセスに組み込むと、特定のエース営業に依存せずチーム全体で成果を再現できるようになります。本記事ではこの構造化手法を「FAZOM式商談フェーズ×行動指標マトリクス」と呼びます。

マトリクスは商談を4つのフェーズに分け、各フェーズで成果を左右する行動指標を対応させた整理表です。

フェーズ 行動指標 確認方法
事前準備 業界課題・組織構造の把握度 商談前のリサーチメモの有無
ヒアリング 課題の深掘り度・質問の切り口 商談録画での質問パターン
提案 ROI試算の有無・導入効果の具体度 提案資料のフォーマット
フォロー 議事録送付速度・稟議支援の有無 CRM上のアクション記録

4フェーズすべてで行動指標のスコアが高い商談は成約に至る確率が高く、特定のフェーズだけが突出している商談は途中で失速します。マトリクスを週次の振り返りに使うと、チーム全体の弱点がフェーズ単位で見え、改善の優先順位が明確になります。

プロセスへの組み込みでは、マトリクスの各フェーズにチェックリストを設定し商談ごとに記録します。仮にヒアリングフェーズのスコアがチーム全体で低ければ、質問テンプレートの整備や商談前の準備ルール追加で対処します。

マトリクスを使った改善は、成約率の変化と連動して効果を測定します。商材が多岐にわたる組織では、商材カテゴリごとにマトリクスを分けて粒度を調整します。

フェーズ別の改善を成約率の向上に直結させる具体的な施策は、こちらの記事で解説しています。



営業AI・営業DX 営業成約率の改善方法|ステージ別に詰まりを見つけ次の商談で変える手順

プロセスに組み込んだ後は、ロープレとレビューの仕組みで営業品質を標準化します。

ロープレとレビューで営業品質を標準化する

ロープレとレビューを定期的に実施する仕組みが、営業品質を組織全体で標準化する手段です。個人の感覚ではなくプロセスとして運用し、ベテランを含む全メンバーの商談品質を継続的に引き上げます。

「ロープレは新人がやるものだ」という思い込みが、営業組織のよくある障課題です。しかしベテランほど自分の商談を第三者視点で振り返る機会がなく、同じ勝ちパターンだけに頼って商談の幅が狭まるリスクがあります。週1回でも新しい切り口を試すロープレが、商談の停滞を防ぐ有効な打ち手です。

弊社が支援したSaaS企業では、営業品質改善の仕組みを導入した際に一部のベテラン社員から「フラットな組織に管理手法を持ち込むべきではない」と反対の声が上がりました。経営者が「やりたい人だけで始める」と判断し、賛同者だけで運用を開始したところ、成果が見えた段階で反対派も自然に合流しています。

ロープレとレビューを継続するには、何を基準に商談品質を測るかの指標設計が前提です。チーム全体の営業品質が標準化されれば、マネージャーが替わっても成果が安定する組織に変わります。営業KPIの設計や改善サイクルの運用に課題を感じている方は、以下の資料もご確認いただけます。


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参考:What Separates the Best Salespeople from the Rest|Harvard Business Review

BtoB営業でやりがちな3つの失敗とその対処法

BtoB営業で成果が出ない原因の多くは、商談スキルの不足ではなくプロセス上の構造的な問題です。よくある失敗パターンを先に知ることで、コツの実践精度が上がります。

機能説明に終始して顧客の課題に踏み込めない

BtoB営業で最も多い失敗は、自社商品の機能やスペックを一方的に説明し、顧客が抱える課題に踏み込めないまま商談が終わるパターンです。顧客は「この商品が何をできるか」ではなく「自社の課題がどう解決するか」を知りたいため、機能説明だけでは商談が前に進みません。

対処法は、商談の冒頭で「御社が今、一番困っていることは何ですか」と課題から入ることです。課題を確認してから、その課題を解決する機能だけを絞って説明するだけで、商談の質が変わります。全機能を網羅的に説明する必要はありません。

BtoB営業で顧客の課題に踏み込めない原因と対策については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。課題ヒアリングの質問例から、課題別の提案設計まで確認できます。

BtoB営業でよくある課題と具体的な解決策



商談・営業スキル BtoB営業の課題と優先順位|組織で改善ループを回す5つの視点

担当者だけに提案して稟議で止まる

現場担当者との商談が盛り上がっても、決裁者が検討に関与していなければ「社内で検討します」と言われたまま案件が停滞します。担当者は社内調整の負担を避けたいため、自分の判断だけで進められない案件は後回しにする傾向があります。

稟議で止まらない営業プロセスをつくるには、商談の早い段階で決裁構造を確認し、決裁者向けの1枚資料を担当者に渡すことが有効です。担当者にとっても社内説明の手間が減るため、協力を得やすくなります。

「担当者が気に入ってくれたから大丈夫」という判断は、BtoB営業では通用しません。担当者の評価と決裁者の評価は異なるポイントで決まるため、両方に対応した提案を用意する必要があります。

フォローを個人の記憶に頼って案件を取りこぼす

フォローのタイミングや内容を営業個人の記憶に頼ると、案件が増えた時点で取りこぼしが発生します。弊社の支援先でも、フォロー漏れが失注原因の上位に挙がるケースは多く、特に月末の案件集中時にフォローが後回しになるパターンが目立ちます。

対処法は、商談後のフォロータスクを営業管理ツールに登録し、期日が来たら自動でリマインドが飛ぶ仕組みにすることです。フォローの実施率をチーム単位で週次レビューし、漏れがあればその場で対応する運用ルールを組み合わせます。

フォローの仕組み化は、より広い営業プロセスの仕組み化の一部です。個人の記憶や判断に依存する工程をなくすことで、メンバーが増えても案件の取りこぼしを防げます。営業プロセス全体の仕組み化については、次のセクションで方向性を整理します。

BtoB営業の属人化を解消して成果を安定させるには

営業のコツを学んでも、実行が個人任せのままでは成果は安定しません。属人化を解消し成果を安定させるには、コツの実践を個人に委ねず、営業改善のサイクルを組織の仕組みとして回す必要があります。

営業改善が定着しない組織に共通する原因

営業改善が定着しない組織には、3つの共通原因があります。「研修で学んでも現場適用のルールがない」「振り返りはするが改善が次の商談に反映されない」「マネージャーごとに指導内容が異なる」の3点です。営業プロセスの属人化は中小企業白書でも組織課題として取り上げられています。

弊社が200社超の営業組織を支援する中で、改善が一時的で終わる組織と定着する組織の違いは明確でした。定着する組織は商談後のレビュー結果を翌週の準備ルールに反映し、10名以上の営業チームでもマネージャー依存なく改善サイクルを回しています。

改善が定着しない原因のうち自社がどれに該当するかを見極めることが、仕組みづくりの出発点です。営業の属人化を仕組みで解消する具体策は、こちらの記事で実践手順まで確認できます。



営業AI・営業DX 営業の属人化を解消する方法|原因特定から定着までの進め方4段階

練習→商談→振り返り→改善のループを完了させる

営業のコツが組織に定着するかどうかは、「練習→商談→振り返り→改善」の4ステップが途切れずに回っているかで決まります。弊社が支援した企業では、このサイクルを仕組みとして閉じたチームの営業成績がBランクからAランクの80%水準まで42%向上(フードサービス企業での導入事例)しました。

具体的には、週初のロープレで弱点を練習し、商談後のレビューで改善点を言語化し、翌週の商談準備に反映する流れを週次で固定します。マネージャーが毎回フィードバックしなくても改善が自走する仕組みをつくれば、管理工数を削減しながらチーム全体の商談品質を引き上げられます。

こうした営業改善の全体像を整理したい方は、研修以外で営業力を底上げする具体策もあわせてご確認ください。



営業戦略・KPI設計 営業力強化は研修以外で進める|改善ループの作り方

改善活動がやりっぱなしのまま四半期が過ぎると、競合との差が広がりチーム全体の数字が伸び悩みます。「研修をやったのに現場が変わらない」という報告がくり返されれば、マネージャー自身が改善活動への意欲を失うのは当然です。練習から改善までを仕組みでつなぎ、属人的な管理から解放されたい方は以下の資料をご確認ください。


エースの暗黙知は「教えてもらう」では取り出せない。チーム営業力を42%改善した「データで発見する」手順をロードマップで解説!
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関連論点まで合わせて整理すると、次の判断に移りやすくなります。 BtoB 営業研修も参考になります。



営業育成・研修 BtoB営業研修の内容と選び方|成果に残す定着設計の手順

よくある質問

BtoB営業で最も大切なことは何ですか?

顧客の課題を正確に把握し、導入後の成果を具体的な数字で示す提案力です。機能やスペックの説明ではなく、相手の業界課題・組織構造・予算サイクルを踏まえたうえで「この投資で何がどう変わるか」を示すことが、BtoB営業の成果を分ける条件になります。

BtoB営業とBtoC営業の違いは?

BtoB営業は購買の意思決定に複数の関係者が関与し、検討期間が数週間から数ヶ月に及ぶ点がBtoC営業との最大の違いです。担当者だけでなく決裁者の課題にも対応する提案設計と、長期のフォロー体制が求められます。

BtoB営業の属人化を解消するには?

エース営業の暗黙知を商談データの比較で言語化し、勝ちパターンを営業プロセスに組み込むことが出発点です。さらにロープレとレビューを週次で回し、練習→商談→振り返り→改善のループを仕組みとして完了させることで、特定の人材に依存しない営業体制に転換できます。

まとめ

BtoB営業で成果を出すコツは、商談前の準備・商談中のヒアリングと提案・商談後のフォローの3フェーズに分かれます。ターゲット企業の課題を3軸で構造的に把握し、決裁者と現場担当者の両方にアプローチし、導入後の成果を数字で示す提案をつくることが、成約率を左右する基本動作です。

コツを知るだけでは成果は安定しません。エース営業の暗黙知を言語化し、勝ちパターンを営業プロセスに組み込み、ロープレとレビューで品質を標準化する仕組みがあって初めて、チーム全体の数字が底上げされます。

営業の属人化から脱却し、改善サイクルを組織の仕組みとして回したい方は、営業の属人化を仕組みで解消する具体策もあわせてご確認ください。



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この記事を書いた人
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谷本潤哉
元電通、2016年創業。株式会社FAZOM代表取締役。自らの組織崩壊を原点に、営業プロセスを数字で再現する独自メソッド「メトリクスマネジメント」を体系化。累計200社超の営業組織を支援し、売上向上・新人の早期戦力化など成果を創出。