株式会社モバオク様 導入事例|「品質を落とさずにマネジメントの負荷を減らす」を実現し、売上目標を3ヶ月前倒しで達成した話
会社概要
- 会社:株式会社モバオク様
- 業種:インターネットサービス(ネットオークション・フリマ)/従業員規模:部門で30名規模(うち事業・マーケ7名は直轄、開発はグループリーダー経由でマネジメント)
- 今回の取り組み:FAZOMを活用した組織づくり・マネジメント改善
できる人の頭の中にある「どこで案件が止まりかけているか」「誰が今そっと手を止めているか」を見抜く勘。この勝ちパターンをFAZOMで仕組みに変え、複数職種30名近くを1人で見るマネジメントを、属人の勘から再現できる型へ移した事例。モバオクは2004年に立ち上がったネットオークション・フリマのサービス。企画部を率いる小田切航平部長は、安定して利益を生む既存の運用と、新しい収益の柱を立てる挑戦の両方を、限られた人数で回す立場にいた。
導入前の課題
- 一番の悩みは、メンバーの役割をどう分けるかという人の割り当てだった。安定収益の運用と新規の仕込みを同時に回すには、誰にどこまで任せるかの判断が重かった
- 事業・マーケの直轄メンバーに加え、開発はグループリーダー越しに見る。複数職種を束ねるほど、1人ひとりの手元で何が起きているかが見えにくくなっていた
- マネジメントの手間を増やせば品質は保てるが、それでは事業を伸ばす側に自分の力を割けなくなる。この綱引きが続いていた
取り組み
もともと日報と1on1を回していたため、FAZOMの導入はとても滑らかに進んだ。テンプレート機能で全員が同じ形で書けるので、参加が途切れない。日々の記録から「いま声をかけるべき相手」「かける瞬間」がはっきり浮かび上がる進め方に切り替えた。放っておけば見落としていたはずの、つまずきかけているメンバーの兆しを、FAZOMが先に知らせてくれる。
成果
- 障害を早い段階で見つけ、こまやかに軌道を直せたことで、売上目標を予定より3ヶ月前倒しで達成した
- 小田切氏自身の作業量が大きく減り、新しい事業を生み出す側に回す余力が生まれた
- 「品質を落とさずにマネジメントの負荷を減らす」という当初の狙いが、そのままかなった
安定運用と新規挑戦の両立という難所を、1人の勘に頼らず回せる型へ。FAZOMは「できるマネージャーの見立て」を組織の再現性に変える。
担当者の声
「一番の悩みは、メンバーの役割をどう分けるかという人の割り当てでした」
——企画部 部長 小田切航平
「品質を落とさずにマネジメントの負荷を減らしたい。その狙いにぴったりはまりました」
——企画部 部長 小田切航平
「必要なメンバーに、必要な瞬間、ピンポイントで声をかけられます。放っておけば見逃していたはずのつまずきを、先に教えてくれる」
——企画部 部長 小田切航平
「予定より3ヶ月早く売上目標に届きました。自分の作業量もぐっと減り、新規事業を作る余力ができた。次は自分の下のマネージャー層にもFAZOMを広げ、これからのマネージャーを育てたい」
——企画部 部長 小田切航平
現場との対話——複数職種30名を1人で束ねる勘を、再現できる型に変える
ここからは、FAZOMの担当者と小田切様が交わしたやりとりを、そのまま対話の形で収めた。安定して利益を生む既存事業と、新しい収益の柱を立てる挑戦。性格の違うこの2つを同時に回しながら、企画・マーケ・開発という複数職種30名近くを1人で見る。できるマネージャーの頭の中でだけ成立していたこの綱渡りを、どうやって仕組みに落とし、品質を保ったまま負荷を下げ、売上目標を3ヶ月も前倒ししたのか。属人の勘を再現できる型へ変える現場が、小田切様自身の言葉で見えてくる。
FAZOM聞き手 本日はよろしくお願いします。まず最初に、御社の事業概要をお聞きしてもよろしいでしょうか。
小田切氏 モバオクというインターネットオークションとフリーマーケットのサービスを行っています。創業は2004年で、グループの中でも最も古いサービスの一つとなります。現在関わっているメンバーは30名程度です。
FAZOM聞き手 小田切様の職務内容について教えてください。
小田切氏 企画部部長として、事業の企画運営を統括しています。ビジネス企画などビジネスを行うメンバーが7名程度で、あとは開発に関わるメンバーです。これらのメンバーが企画から開発までをスムーズに行えるようにマネジメントを行うことが職務となります。
FAZOM聞き手 ビジネスを行うメンバーというのは、マーケティングの方々でしょうか。
小田切氏 はい、大きく企画とマーケティングの二つに分かれていて、マーケティングでは集客を行い、企画のほうではサービスの運営や様々な企画キャンペーンを考えて実施する業務を行っています。
FAZOM聞き手 マーケティングや開発をすべてマネジメントされるのは、かなり大変ではないでしょうか。
小田切氏 そうですね。ビジネス職からエンジニア・デザイナーなど様々な職種のメンバーがいるため、それぞれに合わせたマネジメントが必要になります。また、複数の職種のメンバーが一緒に仕事をする中で様々な調整が必要になる部分は、そこから生み出されるものが多い分、難しい部分もあります。
FAZOM聞き手 小田切様は、人数でいうと何人のメンバーをマネジメントされているのでしょうか。
小田切氏 全体では30名ほどになります。このうち企画・マーケティングに関しては直接マネジメントを行っています。開発に関してはグループリーダーを介してマネジメントを行っています。
複数職種を束ねるほど、一人ひとりの手元で何が起きているかは見えにくくなる。しかもグループリーダー越しに見る開発と、直轄で見る企画・マーケでは、把握できる距離感がそもそも違う。できるマネージャーは、この見えにくさを経験と勘で補ってきた。FAZOMがねらうのは、その勘に頼っていた「誰にいま何が起きているか」を、日々の記録から誰でも掴める形に変えることだ。
FAZOM聞き手 部署における小田切様のミッションについてお聞きしてもよいでしょうか。
小田切氏 サービスの運用実績が長い収益事業として、営業利益など事業の目標を達成することと、事業の成長をさらに加速させることの二点になります。
FAZOM聞き手 それらのミッション達成に向けて、主にマネジメントの面で課題を感じていらっしゃるのは、どういった点でしょうか。
小田切氏 マネジメントの観点で言うと、安定した利益を生むためにやるべきことを行うという側面と、新たな収益を生むために新しいことにチャレンジをするという、二つのことを同時にこなす必要があります。それぞれ、メンバーの役割をどう分担するかなど、リソース配分の点が一番の課題です。
FAZOM聞き手 ここから本題になりますが、FAZOMを導入いただいた経緯は、どういったものだったのでしょうか。
小田切氏 先ほどお話ししたマネジメントの難しさがある中で、いかにマネジメントの質を落とさず負荷を下げられるか。その分、事業の成長につながる企画や開発に自分の工数を割けるようにしたいと考えていました。その中で、ソリューションが自分のイメージにぴったり合うと感じたことが、導入のきっかけとなりました。
FAZOM聞き手 小田切様は、ずばりプレイングマネージャーなのでしょうか。
小田切氏 そうですね。チームで事業やサービスを作るのも好きですが、自ら手を動かして作るのも好きです。メンバーに任せたほうがよい内容は任せ、自分で進めるべき事業は率先するなど、最適なバランスを模索することを心がけています。
FAZOM聞き手 FAZOMはチームのどのような方々がご利用されたのでしょうか。
小田切氏 まずは部署の中で企画や運営を行うメンバー4名から利用開始しました。現在はマーケティングを行うメンバーを含め、10名弱で活用しています。
FAZOM聞き手 サービス導入時や運用で困ったことはありましたでしょうか。あわせて、利用率を高める運用の工夫があればご教示いただけますでしょうか。
小田切氏 サービスの導入に関しては、もともと部下と日報を使った報告や1on1を行っていたこともあり、非常にスムーズでした。Slack連携やメール連携などの機能もあったため、情報共有がしやすかったことも大きいです。利用率を高める工夫としては、日報の投稿フォーマットのテンプレート機能を活用して、それぞれのメンバーに合った内容を投稿できるようにすることで、継続しやすくなるよう工夫しています。
FAZOM聞き手 テンプレートでマストにしている項目はありましたか。
小田切氏 人によってかなり柔軟に項目は変えられるようにしていますが、その時に自分が一番取り組むべきタスクに関しては、必ずその進捗を含めて記載してもらうようにしています。
既存の日報と1on1の習慣があったから導入は滑らかだった——これは裏を返せば、多くの現場でつまずくのが「書き続けてもらうこと」だという事実でもある。テンプレートで全員が同じ形で書けると、参加が途切れず、記録が揃う。記録が揃って初めて、できる人が勘で読み取っていた「いま声をかけるべき相手」が、データの上に浮かび上がってくる。
FAZOM聞き手 FAZOMで得られたメリットは、どのようなものがありましたか。
小田切氏 当初考えていたとおり、マネジメントの質を落とさずに負荷を下げることができています。特にマネジメントの質に関しては、大きく二つのメリットがありました。一つは、部下に対して適切な支援をして、より大きな成果を上げるという部分です。部下を適切に支援するのは非常に難しく、支援が必要なメンバーに気づけなければ悪い方向に進んでしまいます。逆に過剰な支援は成長の妨げになり、他のメンバーに時間が使えなくなったりと逆効果になります。FAZOMを活用することが、ピンポイントで必要なメンバーと必要なコミュニケーションを取ることにつながっていると感じます。もう一つは、マイナスをカバーするという面です。どんなに自分で気を配っているつもりでも、メンバーが多いと不満や悩みを抱えているメンバーに気づけないことがあります。そういったメンバーがいることをアラートで知らせてくれる機能があるのですが、このアラートに助けられた場面もありました。
FAZOM聞き手 費用対効果を感じられている点があれば伺えますと幸いです。
小田切氏 メンバーが困っている時にピンポイントで支援ができるようになったことで、目標達成に対して問題があった場合に、早めにキャッチアップしてサポートが行えるようになりました。目標達成に向けて障害が見つかった際に細かく軌道修正することが、結果として部署で掲げた売上目標を、3ヶ月早く達成することにつながったと考えています。また、自分の負荷もかなり下げられたと実感しており、新しい事業を創出するなどのタスクに工数を割くことができるようになっています。
適切な支援の難しさは、多すぎても少なすぎても逆効果になる点にある。誰に、いつ、どこまで手を出すか——この見極めこそ、できるマネージャーが長年の経験でしか身につけられなかった勘だ。FAZOMは、悩みを抱えるメンバーの兆しをアラートで先に知らせ、声をかける相手と瞬間をデータから示す。勘の当たり外れに事業を委ねるのではなく、見立てを誰もが再現できる形にする。売上目標の3ヶ月前倒しは、その再現性が数字に表れた結果だ。
FAZOM聞き手 FAZOMがマッチしそうな部署はありましたでしょうか。
小田切氏 成果を出すための正解がなかなかないような職種、企画職や営業職におけるマネジメントでは、効果を発揮しやすいと感じます。
FAZOM聞き手 FAZOMでもっとできるようになってほしいことはありますか。
小田切氏 日常的なフィードバックや目標達成のためのやり取りなどを、そのまま評価に活かせるようになると、より良いと思っています。
FAZOM聞き手 FAZOMを今後どのように使っていきたいですか。
小田切氏 このツールは自分のマネジメントスタイルにぴったり合っていて、今ではなくてはならないものとなっています。最近は自分だけでなく、自分の配下のマネージャーにも積極的に活用を勧めています。自身のマネジメントだけでなく、後進のマネージャー育成にもっと活用していきたいと考えています。
FAZOM聞き手 御社以外では、どのような企業にとって有用なサービスとなり得ると思われましたでしょうか。
小田切氏 日報という、日本ではメジャーな業務管理の仕組みを利用していることから、比較的どのような企業でも活用しやすいのではないかと感じます。活用シーンとしては、リモートワーク主体となっているような企業においても、特に使いやすいと思います。
FAZOM聞き手 小田切様、本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございました。
自分の勘を、次のマネージャーへ渡す。小田切様が最後に語った「後進のマネージャー育成に活用したい」という言葉は、FAZOMがねらう再現性の核心をそのまま言い当てている。できるマネージャーの見立ては、本人の中に閉じている限り、その人が抜けた瞬間に失われる。日々の記録とアラートを通じて、誰にいつ手を出すかという判断を仕組みに載せておけば、次の世代はその型の上から始められる。安定と挑戦を同時に回す難所を、1人の勘に頼らず束ねる——モバオクの事例は、属人化を再現性に変えるFAZOMの価値を、売上の前倒しという最も分かりやすい成果で見せてくれた。
複数職種を1人で束ねながら成果を前倒しした運用の詳細は、FAZOM導入事例資料でご覧いただけます。
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この記事について
- 取材先:株式会社モバオク様
- 取材:2026年8月
- 執筆・支援担当:FAZOM