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営業戦略・KPI設計

営業マネジメントの基本と実践|成果が属人化しない仕組みの作り方

営業マネジメントの基本と実践|成果が属人化しない仕組みの作り方

▼ この記事の内容

営業マネジメントで成果を出すには、結果を詰める管理からプロセス管理への転換が求められます。管理領域は「目標」「行動」「案件」「モチベーション」「育成」の5つに分類され、中でも行動データを因数分解してボトルネックを特定する行動管理が最も即効性があります。メトリクスマネジメントの考え方でプロセスを可視化し、トップ営業の暗黙知を型化することで、属人化しない営業組織を構築できます。

営業マネージャーの約7割が「プレイング業務に追われ、マネジメントに集中できない」という課題を抱えています。部下が育たないからプレイングに走り、プレイングに走るから育成が進まない悪循環は、マネージャー個人の力量不足ではなく「結果を詰める」管理から抜け出せない組織構造が原因です。

月末に売上未達を指摘しても翌月のプロセスが改善されないまま同じサイクルを繰り返すチームは、マネジメントの設計そのものを見直す必要があります。放置すれば、エース営業の離職をきっかけにチーム全体の業績が崩れるリスクは時間の問題です。

この記事では、累計200社超の営業組織を支援してきた知見をもとに、結果管理からプロセス管理への転換を軸にした営業マネジメントの実践手順を、現場のエピソードと成果データ付きで解説します。読了後には、自社の営業プロセスのどこにボトルネックがあるかを見極め、今週から着手すべきアクションが明確になっているはずです。

参考:リクルートマネジメントソリューションズ「マネジメントに対する人事担当者と管理職層の意識調査」2020年

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営業マネジメントとは|成果を再現する「プロセス管理」の全体像

営業マネジメントとは、メンバーの行動データを可視化し、目標達成に向けたプロセスをチーム全体で管理・改善していく活動です。結果ではなくプロセスに着目することで、特定の個人に依存しない再現性のある営業組織を構築できます。

営業マネジメントの定義と5つの管理領域

営業マネジメントの管理領域は、「目標管理」「行動管理」「案件管理」「モチベーション管理」「人材育成」の5つに分類されます。目標管理・行動管理・案件管理は短期的に成果を出すための管理であり、モチベーション管理・人材育成は中長期的に安定した成果を生み出すための管理です。

5つの領域は独立しているのではなく、相互に連動しています。たとえば行動管理で課題を特定しても、モチベーションが低下した状態ではメンバーが改善行動を起こしません。逆にモチベーションが高くても、行動の方向性がずれていれば成果にはつながりません。

営業マネジメントの5つの管理領域(目標管理・行動管理・案件管理・モチベーション管理・人材育成)の関係図

短期の3領域と中長期の2領域を車の両輪として機能させることが、営業マネジメントの設計思想です。どちらか一方に偏ると、短期的な数字の詰めでチームが疲弊するか、育成に時間をかけすぎて今期の目標を達成できないかのどちらかに陥ります。以降のセクションではまず最も成果に直結しやすい「行動管理」と「案件管理」の実践手順を解説し、次にチームの基盤となる「目標管理・モチベーション設計」、最後に「人材育成の仕組み化」の順でお伝えします。

名プレイヤーほどマネージャーで失敗する構造的な理由

プレイヤーとして優秀だった人ほどマネージャーで成果を出せなくなるのは、「自分が売れた方法」をそのままメンバーに当てはめてしまう構造が原因です。

【200社超の営業組織を支援してきた知見】

累計200社超の営業現場に立ち会ってきた中で、最も多い失敗パターンは「名プレイヤーの押しつけ」です。自分の成功体験をメンバーに再現させようとするマネージャーは、メンバーが同じ行動をとれないとき「なぜできないのか」と結果を詰める方向に走ります。

しかし、プレイヤー時代の成功はその人固有の人間関係・商談相性・市場環境に依存していることが多く、方法論としてそのまま転用できるケースはごく一部です。

プレイヤーに求められるのは「自分が売ること」ですが、マネージャーに求められるのは「チーム全体で売れる仕組みをつくること」です。この役割の違いを理解しないまま管理職になると、個人の力量に頼るマネジメントを繰り返し、エース社員ほど「やり方を押しつけられること」に不満を抱いて離職するリスクが高まります。次に解説する「結果管理からプロセス管理へ」の転換が、この構造を変える起点です。営業マネージャーが陥る典型的な失敗パターンと立て直し手順も参考にしてください。

「結果を詰める」管理がチームの成果を遠ざけるメカニズム

月末に売上未達のメンバーを詰める「結果管理」は、短期的に数字を押し上げるように見えて中長期的にはチームの成果を悪化させます。MITのダニエル・キムが提唱した「成功循環モデル」は、結果を詰めると関係の質が悪化し「失敗の循環」が回り始める構造を示しています。

逆に、関係の質を起点にすると循環が逆回転します。メンバーが安心して課題を共有できる状態をつくれば、思考の質が上がり、行動が能動的に変わり、結果がついてきます。この「成功の循環」を営業組織で回す方法論が、メトリクスマネジメントの基本設計にほかなりません。

ダニエル・キムの成功循環モデル(関係の質・思考の質・行動の質・結果の質)の図解

メトリクスマネジメントでは、結果(売上)を直接追うのではなく、結果に至る行動プロセスを数値で可視化し、改善すべきポイントをデータで特定します。「何が足りなかったか」ではなく「どこのプロセスにボトルネックがあるか」を問うことで、メンバーを詰めずに成果を改善できる仕組みが成り立ちます。

メトリクスマネジメントの具体的な活用方法については、KPI設計から定例会議の運用まで含めた3層構造による運用設計の手順をこちらの記事で解説しています。

メトリクスマネジメント 営業メトリクスマネジメントとは – 3層構造で成果を再現する運用設計

ここまでの全体像を踏まえ、次のセクションでは5つの管理領域の中で最も成果に直結しやすい「行動管理」の実践方法を、因数分解の手順とあわせて解説します。

参考:ダニエル・キム 成功循環モデル|ヒューマンバリュー

行動管理の実践|KPIを因数分解して「打ち手」を見つける

行動管理とは、各営業メンバーの日々の行動データを定量的に把握し、成果に至るプロセス上の課題を特定・解決する活動です。結果ではなくプロセスに介入することで、月末に慌てる管理から脱却し、先手を打てるマネジメントに変わります。

行動管理とマイクロマネジメントは何が違うのか

行動管理の本質は、行動データの分析を通じて「目標達成しやすい環境をつくること」であり、メンバーの行動を逐一監視する「マイクロマネジメント」とは目的も手法もまったく異なります。両者の違いを以下に整理します。

比較軸行動管理(プロセスマネジメント)マイクロマネジメント
目的プロセスの課題を特定し、成果が出やすい環境をつくるメンバーの行動を統制し、逸脱を防ぐ
注目する対象リード数・商談数・移行率などの行動データの傾向個々の行動の細部(メールの文面、訪問時間など)
マネージャーの姿勢データに基づいて支援策を提示する指示どおりに動いているかを確認する
メンバーへの影響自分の課題が可視化され、セルフマネジメントが促進される自律性が奪われ、受動的な働き方に固定される

行動管理は「都合の悪い結果を個人任せにしない」ための仕組みであり、「個人の自由を奪う」仕組みではありません。「行動を管理すると言われたら監視されていると感じるのでは」という声は少なくありませんが、実際にはデータをもとに課題を共有し改善策を一緒に考えるプロセスは、メンバーからの評価が高いケースが多いです。

行動管理のデータ分析手法をさらに深掘りしたい場合は、営業データ分析で成果を出すフレームワークの記事もあわせて確認すると、分析の精度が上がります。

営業戦略・KPI設計 営業データ分析の手法15選と見るべきKPI – 分析を売上に変える実践手順

営業KPIを3つに絞り込む因数分解の手順

成果に直結するKPIを3つに絞り込むことが、行動管理を機能させる最初のステップです。指標が多すぎると現場は何を改善すべきか判断できず、改善サイクルが回りません。

【200社超の支援現場で繰り返し見てきたエピソード】

ある企業でマネージャー陣にKPIを挙げてもらったところ全員バラバラで17個出ましたが、議論の結果残った3つは当初の17個に含まれていない指標でした。

KPIの因数分解は、KGI(売上)から逆算して行います。BtoB営業の典型的な分解ツリーは「売上 = 商談数 × 成約率 × 平均単価」であり、平均単価は短期で変えにくいため、商談数と成約率に影響する先行指標(リード数、アポ率、クロージング率など)に分解して最もボトルネックになっている指標を3つ特定します。行動量が多いのに成約率が低いチームと、成約率は高いが行動量が不足しているチームでは打つべき手がまったく異なり、直近3ヶ月の各営業指標の平均値と今月の数値を比較して乖離が大きい指標から着手するのが効果的です。KPI設計の詳細な手順については、営業データ分析で成果を出す実践手順の記事で解説しています。

営業戦略・KPI設計 営業データ分析の手法15選と見るべきKPI – 分析を売上に変える実践手順

データを「見る習慣」がチームに定着するまでの障害と突破法

メンバーが自分のデータを振り返る習慣がなければ行動管理は形骸化します。SFA入力率が高くてもデータが意思決定に使われていなければ、投資対効果はゼロに等しいです。

【200社超の支援現場で繰り返し見てきたエピソード】

200名規模の営業組織で受注率を紙に書かせたところ正確に書けたのはわずか11人で、SFA入力率95%超でもデータを見る習慣は根づいていませんでした。

この障害を突破するには、「データを入力する」と「データを見て次のアクションを決める」を分離し、後者の仕組みを意図的に設計する必要があります。週次の振り返りで各メンバーが自分のKPI推移を1分で共有するだけでも、データへの意識は大きく変わります。SFA活用が進まない原因はツールではなくマネジメント設計の問題であり、自社の営業ボトルネックの特定方法もあわせて確認すると分析の切り口が広がります。

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案件管理の実践|「買わない理由」を消すパイプライン管理

案件管理(パイプライン管理)とは、営業メンバーが進行中の商談に対して「現在どのフェーズにあり、成約に向けた障害が何か」を可視化し、チームでその障害を排除していく活動です。商談を受注に導くには、「買う理由」を増やすよりも「買わない理由」を一つずつ消していくほうが効果的です。

案件管理の本質は商談の障害(ボトルネック)を早期に発見し排除すること

案件管理の目的は、商談が停滞している原因を早期に特定し、チームの力で解決することです。成約を阻む障害は「価格」「納期」「機能」「性能」「実績」「社内政治」の6つに集約されることが多く、このいずれに問題があるかを把握することが管理の出発点になります。

BtoB営業の商談プロセスは一般的に「リード → 商談 → 提案 → クロージング → 成約」の流れで進みます。各フェーズの移行率を定点観測し、どのフェーズで歩留まりが発生しているかをデータで把握することが、ボトルネックの早期発見につながります。

BtoB営業パイプラインの5フェーズ(リード・商談・提案・クロージング・成約)の流れ

たとえば「商談→提案」の移行率が他のフェーズより著しく低い場合、商談時のヒアリングで顧客課題を正確に把握できていない可能性があります。逆に「提案→クロージング」で止まるケースが多ければ、提案内容と顧客の意思決定基準にズレがある可能性を疑うのが筋です。商談の売上予測精度を高める分解の考え方も参考になります。

商談が4週間停滞したときにマネージャーが問うべき2つの質問

停滞商談を検知したマネージャーが確認すべきは、以下の2つの質問です。1つ目は「商談相手は、自社商材の価値をどう捉えたか」です。自社のサービスが何を解決するものかを、顧客自身の言葉で説明できる状態にあるかを確認します。メンバーの報告に違和感を覚えた場合、顧客の理解度と営業側の認識にギャップが生じている可能性が高いと言えるでしょう。

2つ目は「自社商材の価値が、顧客課題の解決につながると顧客自身が感じたか」です。1つ目の質問がクリアでも、この2つ目の段階で止まっている商談は多いです。顧客は製品の機能を理解していても、「自社の課題にフィットするか」の確信を持てない限り前には進みません。

この2つの質問で原因が特定できない場合は、マネージャー自身が商談に同席するか、ペア商談の形で実際の状況を確認するのが有効です。リモート商談が増えた現在、録画データを活用すれば同席せずとも商談の実態を把握できます。「1つ目はクリアしているが2つ目にたどり着かない」場合は、顧客の課題と自社商材の価値がミスマッチを起こしている可能性が高く、次の商談先に切り替える判断も重要です。

トップ営業の暗黙知を型化しチーム全体に展開する方法

トップ営業の暗黙知を型化してチームに展開するには、本人の自己認識と実際の商談における行動パターンのズレを第三者視点で検証するプロセスが必要です。

【200社超の支援現場で繰り返し見てきたエピソード】

あるIT企業のトップセールスは自身の強みを「ヒアリング力」と認識していましたが、実際に成約につながっていたのは雑談で顧客のインサイトを引き出す力でした。

【別のIT企業での事例】

別のエース営業も「ヒアリングファースト」を掲げつつ実際は冒頭で成功事例を語り、それが商談を前進させていました。

トップ営業本人のインタビューだけでは型化は不十分で、商談録音や行動ログから第三者視点で行動パターンを抽出するプロセスが必要です。抽出した行動パターンをチェックリストやトークスクリプトに落とし込み、ロープレで反復練習する仕組みをつくることで、暗黙知がチームの共有資産に変わります。

営業戦略・KPI設計 営業の属人化を解消する方法 – 原因別に進める仕組み化5ステップ

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目標管理とモチベーション設計|納得感で動くチームをつくる

行動管理と案件管理の仕組みが整っても、メンバーが「この目標を達成したい」と思えなければプロセスは回りません。目標管理とモチベーション設計は、営業マネジメントの仕組みを「人が動く状態」にするための前提条件です。

目標を月単位に分解し「数字で見える達成感」を積み上げる

営業目標の達成確度を高める最も確実な方法は、半期や四半期の目標を月単位・週単位の小目標に分解し、達成の事実を数字で実感できるようにすることです。

【メトリクスマネジメントの視点から】

「達成感が連鎖する組織」は週単位でKPI進捗を全員が確認できる仕組みを持ち、「達成感が消える組織」は半期目標だけ掲げて進捗が見えないまま月末を迎えます。

目標の期限が長くなるほど管理は難しくなります。半期目標を月単位に分解し、さらに月目標を週の行動目標に落とし込むことで、「頑張れば達成できる、少し難しいと感じるレベル」のストレッチゴールを短いサイクルで設定できます。容易すぎる目標はメンバーが最低限の努力で達成し、高い目標を追うこと自体がストレスに変わるため、「普通に仕事しているだけでは達成できないが、工夫すれば手が届く」という難易度の設計がポイントになります。

チーム全体の売上目標を個人へ配分する方法は、適正な数値基準の考え方と配分比率の算出根拠を含めて営業ノルマ設定の5ステップと失敗回避策の記事で解説しています。

営業戦略・KPI設計 営業ノルマの設定方法 – 適正な数値基準と5つの手順を解説

メンバーの納得感を生む目標の伝え方

目標の「伝え方」が、達成率を左右する変数です。同じ数字でも「なぜこの目標なのか」のストーリーがあるかどうかで、メンバーの行動変容は大きく異なります。目標は個人スキルだけでなく外部要因も加味し、メンバー自身に目標案を出してもらうとコミットメントが高まります。

【200社超の支援現場で繰り返し見てきたエピソード】

ある企業で5人のマネージャーの1on1記録を横に並べたところ、対話の構造がある時点から似てきていました。

目標の伝え方が統一された結果、社長がEC事業への横展開を即決するほどマネジメントの「型」が揃ったのです。

【専門家としての知見】

投げやりに伝えるマネージャーはメンバーの納得感を確実に破壊します。

「なぜこの数字なのか」をストーリーとして伝えられるかが、チームの動き方を変えます。

モチベーションは「与える」より「奪わない」が鉄則

モチベーションは「上げる施策」よりも「奪わない設計」のほうが費用対効果は高いと言えます。奪わないために最も重要なのは「正直者がバカを見ない」環境をつくることです。高い目標に挑戦して未達だったメンバーより、容易な目標を達成しただけのメンバーが評価される状況はチームの納得感を強烈に低下させます。

【200社超の支援現場で繰り返し見てきたエピソード】

あるアパレル企業15名のチームでキックオフを行ったとき、12人がPCで別の仕事をしていました。

12年目の女性は「研修を現場でやると違和感を持たれ元に戻る」と語り、抵抗の裏には過去に報われなかった経験がありました。

抵抗の多くは「頑張っても無駄だった」という過去の学習の結果であり、その構造を取り除くことが先決です。公平な評価を実現する手段として、行動管理のSFA/CRMデータが活きてきます。日々の営業活動がデータとして残っていれば、各メンバーの努力と成果を正確に把握でき不公平な評価を防げます。モチベーション管理の3層フレームワークも参考にしてください。

人材育成の仕組み化|マネージャーの負荷を下げながら戦力を増やす

人材育成は中長期的な営業マネジメントの要ですが、多くのプレイングマネージャーにとって最も手が回らない領域でもあります。育成を仕組み化することは、成果の最大化と同時にマネージャー自身の負荷削減に直結します。

営業マネージャーが育成に手が回らない根本原因

マネージャーがプレイングに時間を割く最大の理由は「高度な仕事を任せられる部下がいない」ことであり、リクルートマネジメントソリューションズの調査ではマネージャーの約70%がこの課題を抱えていると報告されています。任せられる部下がいないからプレイングに走り、育成が進まず部下が育たない悪循環を断ち切る必要があります。

解決の方向性は「育成にかかる工数を仕組みで圧縮する」ことです。マネージャー個人の指導力に依存する育成モデルは、マネージャーの時間が有限である以上スケールしません。育成プロセス自体を標準化し、マネージャーの介在が最小限で済む設計に切り替える必要があります。

育成の仕組み化について、標準化すべき項目と進め方は営業マネージャーを育成する6つの手順と必須スキルの記事で、段階別に解説しています。

営業育成・研修 営業マネージャーを育成するには?6つの手順と必須スキルを解説

参考:リクルートマネジメントソリューションズ「マネジメントに対する人事担当者と管理職層の意識調査」2020年

「勝ちパターン」をチームの資産に変える仕組みのつくり方

勝ちパターンの抽出と展開を仕組みとして回せる状態をつくることが育成の核心です。属人的なナレッジ共有に頼っている限り、マネージャー交代のたびに蓄積がリセットされます。

【自社200社超の支援データ】

IT/SaaS企業で仕組み化した結果、6ヶ月で売上226%・新人の独り立ち期間も半減しました。

商談数は80%に減少しましたが、成約率が2.7倍に向上したことで件数減を質の向上が上回り売上226%につながっています。この成果を支えたのは、日々の商談データをAIが自動で分析し成功パターンを抽出・蓄積する仕組みであり、マネージャーの手動ナレッジ整理を大幅に圧縮しました。

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よくある質問

プレイングマネージャーがマネジメントの時間を確保するにはどうすればよいか

メンバーの行動データを自動で可視化する仕組みを導入し、状況把握にかかる工数を圧縮するのが最も即効性があります。週次の1on1で課題を共有する型を定着させれば、日常の確認作業が大幅に減り、マネジメントに集中できる時間が生まれます。

SFA/CRMを導入したがデータが形骸化している場合どうすればよいか

形骸化の原因は「入力はしているがデータを振り返る仕組みがない」ことです。週次ミーティングで各メンバーが自分のKPI推移を1分で共有するルールを設けるだけで、データへの意識は変わります。入力の徹底より「見る習慣」の設計を優先するのが立て直しの第一歩です。

営業マネジメントで最初に取り組むべきことは何か

最初に取り組むべきは、チームの営業KPIを3つに絞り込む因数分解です。売上(KGI)を構成する先行指標を分解し、最もボトルネックになっている指標を特定することで、「何から手をつけるか」が明確になります。直近3ヶ月の平均値と今月の数値を比較するところから始めるのが効率的です。

営業マネジメントの基本と実践まとめ

営業マネジメントの本質は、結果を詰める管理から脱却し、行動データに基づくプロセス管理へ転換することにあります。KPIを因数分解してボトルネックを特定する行動管理、「買わない理由」をチームで消していく案件管理、そして納得感を起点にしたモチベーション設計。この3つの管理領域を連動させることで、特定のエースに依存しない再現性のある営業組織が構築できます。

仕組みの核心は、トップ営業の暗黙知を型化し、チーム全体の資産として展開することです。しかし型化を人手だけで続けるには限界があり、データの可視化・分析・展開を仕組みとして回す設計が求められます。

営業マネジメントの全体像を理解した次のステップとして、属人化した営業プロセスを具体的にどう解消するかの実践方法を押さえておくと、自社での導入が円滑に進みます。営業の属人化を解消する原因・リスクと仕組みで防ぐ実践方法の記事で、具体的な手順を解説しています。

営業戦略・KPI設計 営業の属人化を解消する方法 – 原因別に進める仕組み化5ステップ

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マネジメントの基本行動をKPIと連動させる具体論として、結果KPIから行動KPIまでの4階層設計を整理したKPI 4階層と日次運用の連動設計をまとめた記事が参考になります。

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マネジメントだけで成果が出ない場合の原因切り分けには、個人・プロセス・仕組みで整理した営業成果が上がらない原因の3階層診断をまとめた記事が参考になります。


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営業戦略・KPI設計 営業成果が上がらない原因 – 個人・プロセス・仕組みの3階層で整理する診断視点
この記事を書いた人
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谷本潤哉
元電通、2016年創業。株式会社FAZOM代表取締役。自らの組織崩壊を原点に、営業プロセスを数字で再現する独自メソッド「メトリクスマネジメント」を体系化。累計200社超の営業組織を支援し、売上向上・新人の早期戦力化など成果を創出。