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商談・営業スキル

営業初回訪問のトーク例|流れ別に使える例文とNG例

営業初回訪問のトーク例|流れ別に使える例文とNG例

▼ この記事の内容

営業の初回訪問では、挨拶、訪問目的、現状把握、課題仮説、次回合意の順で話します。例文は丸暗記せず、相手の反応、次質問、NG言い換え、レビュー観点に合わせて使い分けることが重要です。

弊社支援先では、CRMの失注案件を洗い直し、7社中2社が再び商談化したケースがあります。初回訪問でも、会話の終わり方や記録の残し方が次の接点を左右します。

一方で、現場では会社紹介が長くなり、課題を聞けないまま「検討します」で終わる商談が起きがちです。放置すると、担当者ごとの話し方に差が残り、マネージャーが改善点を説明しにくくなります。

この記事では、営業の初回訪問で使えるトーク例を、流れ、場面、質問、NG言い換え、チーム練習、成果指標の順に整理します。例文を丸暗記するのではなく、相手の反応に合わせて次の一言を選べる状態を目指します。


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初回訪問の流れと話す順番

営業の初回訪問は、売り込む場ではなく、相手の状況を理解して次に進む条件をそろえる場です。挨拶、目的確認、自己紹介、ヒアリング、次回合意の順に話すと、会話の主導権と信頼形成を両立しやすくなります。

初回訪問は5つの会話で進める

営業の初回訪問では、挨拶、訪問目的の確認、相手の現状把握、課題仮説の確認、次回アクションの合意までを順に話します。売り込みより、信頼形成と情報収集を優先します。

新人が会社紹介で10分使うと、相手の課題を聞く時間が残りません。営業マネージャーは、話した量ではなく、相手の発言量と次回条件の有無を見ます。

次の5つを台本ではなく、会話の順番として使います。

順番 会話の目的 トーク例 確認すること
1 挨拶 本日はお時間をいただきありがとうございます。 相手が話せる状態か
2 目的確認 まず本日の30分で、現状と今後の検討条件を確認できればと思います。 時間と期待値
3 現状把握 現在の営業活動で、特に確認したい領域はどこでしょうか。 事実と優先テーマ
4 課題仮説 同じ規模の営業組織では、初回商談後の記録が浅くなるケースがあります。 仮説の当たり外れ
5 次回合意 次回は関係者の方も交えて、判断条件を整理する形でよいでしょうか。 次の相手と目的

表の順番は、会話を短く切るための基準になります。どこで止まったかを記録すると、次回のロープレで直す発話が見えます。

参考:What Is a Discovery Call?|Salesforce

冒頭では目的と時間を先にそろえる

冒頭では、挨拶の直後に訪問目的と使える時間を確認します。相手が忙しい場合でも、最初に到達点をそろえると、会社紹介だけで終わるリスクを下げられます。

使いやすい一言は、「本日は30分の中で、現状の確認と次に検討すべき論点の整理までできればと思います」です。初回訪問の挨拶を詳しく整えたい場合は、冒頭で信頼を作る挨拶の型も合わせて確認できます。

営業AI・営業DX 営業初回訪問の挨拶例文|信頼を作る冒頭トーク

NGは、「まず弊社の説明をさせていただきます」と始める言い方です。相手の期待を聞く前に説明へ入ると、訪問目的が営業側の都合に寄りやすくなります。

自己紹介は相手課題に関係する範囲に絞る

自己紹介は、会社概要を網羅する時間ではありません。相手の課題に関係する実績、支援領域、今日確認したい論点だけに絞ると、ヒアリングへ自然に移れます。

よくある言い方は、「弊社は営業組織の改善を支援しています。今日は御社の営業活動で、どこに改善余地があるかを一緒に確認できればと思います」です。

相手から詳しい会社説明を求められた場合は、先に2分だけ概要を伝えます。

場面 NGトーク 言い換え
会社紹介 弊社は創業以来、幅広い業界を支援しています。 本日は営業組織の改善に関わる範囲だけご紹介します。
実績提示 多くの企業で成果が出ています。 近い営業組織では、商談後の振り返りが改善テーマになりやすいです。
ヒアリング移行 では課題を教えてください。 まず現在の営業活動で、見直したい場面から伺ってもよいでしょうか。

言い換えの軸は、営業側の説明から相手の状況へ主語を戻すことです。自己紹介の終点をヒアリングに置くと、初回訪問の会話が途切れにくくなります。

次回合意まで逆算して締める

初回訪問の締めでは、感謝だけで終えず、次回の目的、参加者、確認事項を合意します。情報交換のみの面談でも、宿題と判断条件を残すと商談後の停滞を防ぎやすくなります。

次回合意では、相手の記憶に頼らず、目的、参加者、確認事項をCRMに残します。商談後に読み返せる条件があると、次回の提案準備と上長レビューが進めやすくなります。

締めの一言は、「次回は関係者の方も交えて、現状の課題と判断条件を整理する場にできますか」が使いやすいです。場面別の言い換えに進む前に、初回訪問は次回合意から逆算して組み立てます。

場面別に使えるトーク例

初回訪問のトーク例は、相手との関係性、紹介の有無、課題の明確さ、商談形式で言い換えます。同じ例文を全員に使うより、相手が警戒する理由を先に消すほうが会話は進みます。

新規訪問では準備理由を一言添える

新規訪問では、なぜ今日その話をするのかを最初に添えると警戒感を下げられます。営業目的だけでなく、相手企業を見た理由まで短く伝えます。

使う条件は、接点が薄く、相手が営業目的をまだ把握していない場面です。「御社の営業体制を拝見し、初回商談後の振り返りに改善余地があるか確認したくお時間をいただきました」と始めます。

NGは、「御社に役立つと思いまして」と根拠を示さず始める言い方です。相手から見ると、事前準備の有無が分からず、すぐ売り込みに移る印象を与えます。

営業マネージャーは、準備理由が相手の事実に結びついているかを確認します。会社名だけを差し替えた文面なら、訪問前の仮説づくりからやり直すのが有効です。

紹介経由では紹介者への配慮を入れる

紹介経由の初回訪問では、紹介者の名前を出すだけでなく、紹介された背景を相手と確認します。紹介者の意図を勝手に断定せず、相手の期待を先にそろえます。

使う条件は、既存顧客、知人、社内関係者からつながった商談です。「○○様から、営業活動の見直しを検討されていると伺いました。まず本日は、どの範囲まで確認できればよいか相談できればと思います」と話します。

紹介者名を出せない場合は、経緯をぼかしても問題ありません。「ご紹介いただいた背景を踏まえ、今日は営業課題の有無を一緒に整理できればと思います」と置くと、相手の受け止めを確認できます。

NGは、「○○様から聞いていますのでご説明します」と相手の意思確認を省く言い方です。紹介経由ほど安心して話しすぎるため、冒頭で期待値を合わせる必要があります。

課題が出ない相手には仮説を確認する

相手が課題を話さない時は、商品説明ではなく仮説確認で会話を戻します。断定せず、同規模の営業組織で起きやすい場面を確認形で投げます。

使う条件は、相手が「特に困っていません」「情報収集です」と答えた場面です。「同じ規模の営業組織では、初回訪問後の記録が浅くなり、次回提案の精度が落ちることがあります。御社では近い場面はありますか」と聞きます。

NGは、「御社は営業管理に課題がありますよね」と決めつける言い方です。課題が出ない相手には、相手の現状を否定せず、確認できる事実から会話を広げます。

弊社が支援した企業では、断られた案件をCRMで洗い直した結果、7社中2社が再び商談化したケースがあります。初回訪問でも、相手が気づいていない過去接点や判断条件を確認すると、次の会話が生まれます。

オンラインでは接続確認から目的へ移る

オンラインの初回訪問では、接続確認を雑談で長引かせず、目的確認へ移ります。画面共有より先に、今日の到達点と話す順番をそろえます。

使う条件は、ZoomやGoogle Meetなどで初めて相手と話す場面です。「音声と画面は問題なさそうでしょうか。本日は30分で、現状確認、課題仮説、次回の進め方まで相談できればと思います」と始めます。

NGは、「資料を映しますので順番に説明します」と画面共有から入る言い方です。相手の反応が見えにくいオンラインでは、先に会話の目的を合わせないと一方通行になります。

回線が不安定な場合は、無理に説明を続けず進行合意を優先します。「音声が途切れるようなので、今日は論点整理を優先し、詳細は次回の場で確認してもよいでしょうか」と切り替えます。

ヒアリングへ移る質問例

ヒアリングは、一問で課題を当てに行く場ではなく、現状、変化、影響、判断条件の順に相手の言葉を増やす場です。質問の順番をそろえると、初回訪問後の記録と次回提案がつながります。

最初は現状確認を短く聞く

最初の質問は、相手が事実で答えられる現状確認にします。営業チームでは、初回訪問後の記録や次回設定をどのように管理していますか、と短く聞きます。

避けたい質問は、「営業組織の課題は何ですか」といきなり聞く言い方です。相手が課題を整理できていない段階では、回答が抽象的になり、会話の糸口を失います。

現状確認は長く続けすぎると、相手に尋問されている感覚を与えます。2問ほど聞いたら、最近変わったことや困っている場面へ移ると、会話の温度が上がります。

営業マネージャーが同席する場合は、質問数より相手の発言量を見ます。担当者が質問後に沈黙を置けるかが、ヒアリングの質を分けます。

  • 最初の質問: 現在の管理方法を聞く
  • 避ける質問: 課題名をいきなり聞く
  • 次の質問: 最近の変化を聞く

質問例を一覧で渡すだけでは、現場で再現されにくくなります。最初の質問、次の質問、避ける質問をセットで練習すると、初回訪問の型として使いやすくなります。

変化の質問で課題の入口を作る

変化の質問は、相手が課題を自分の言葉で話す入口になります。直近で、初回訪問後の次回設定や案件化の進み方に変化はありましたか、と聞きます。

変化がある相手には、いつから、どの顧客層で、誰が困っているかを続けて確認します。変化がない相手には、現状を維持できている理由を聞くと会話が止まりません。

避けたい質問は、「次回化率は悪化していますか」と営業側が悪化を前提にする聞き方です。相手は防御的になりやすいため、変化の有無から確認します。

支援現場では、同じ予算や時期という記録でも、実際には検討度合いが異なる案件が混ざっていました。変化の質問では、相手の発言から次に確認すべき条件を分けます。

目的質問例次に聞くこと
変化確認最近、次回につながりにくい商談は増えていますかどの商材や顧客層で起きているか
現状維持確認今の状態を維持できている理由は何ですか属人化している部分がないか

変化を聞く狙いは、相手の発言から課題の入口を見つけることです。次に影響を確認すると、提案へ進むべきか、情報整理に留めるべきかを判断しやすくなります。

影響質問で優先度を確認する

影響質問では、困りごとがどの業務や数字に出ているかを確認します。初回訪問後の停滞は、案件化、提案準備、マネージャーのレビューのどこに影響していますか、と聞きます。

費用不安や工数不安が強い相手には、改善施策の話を急がないほうが適しています。まず、放置した時にどの業務が増えるかを確認すると、相手の優先度が見えます。

避けたい質問は、「このままだと売上に響きますよね」と営業側が影響を決めつける聞き方です。不安を煽るより、相手の業務負荷や判断遅れを言語化してもらいます。

よくあるケースとして、新人が会社紹介に10分使い、課題を聞けないまま「検討します」で終わる商談があります。影響質問では、その後にマネージャーが何をレビューできないかまで確認します。

影響が小さい場合は、今すぐ提案へ進める必要はありません。次回は記録の粒度やレビュー観点を整理する場に弱めると、相手の負荷を下げられます。

判断者と次回条件を確認する

判断者の確認は、決裁者を詰める質問ではありません。次回この話を整理する時に、どなたの視点が入ると判断しやすいですか、と聞くのが自然です。

初回で聞くべき条件は、参加者、確認資料、判断したい論点の3つです。ここが曖昧なままだと、次回日程だけ決まっても商談は前に進みません。

避けたい質問は、「決裁者は誰ですか」だけで終わる聞き方です。相手が答えにくい時は、関係者や確認すべき部署という表現に変えると会話が続きます。

判断者や次回条件を記録する場合は、会話と記録項目を分けて考えます。項目設計は、課題ヒアリングで残すべき情報を参考にすると整理しやすくなります。

次回条件まで確認できると、初回訪問は単なる情報交換で終わりません。次は、会話を止めやすいNGトークをどのように言い換えるかを確認します。

NGトークを言い換える

初回訪問のNGトークは、話し方の癖ではなく、商談の目的を営業側へ寄せすぎることで起きます。会社紹介、決めつけ質問、早すぎる提案を言い換えると、相手の発言量と次回合意を守りやすくなります。

長い会社紹介は目的確認へ戻す

長い会社紹介は、相手の課題を聞く時間を削ります。初回訪問では、会社説明を始める前に、今日確認したい目的と相手の期待を短くそろえます。

営業担当者が自社の沿革や機能を順番に話すと、相手は質問するタイミングを失います。新人が冒頭10分を会社紹介に使う商談では、マネージャーが後から課題把握の浅さを直しにくくなります。

場面 NGトーク 言い換え 見る観点
冒頭 まず弊社の説明をします 本日は、御社の現状と確認したい論点を先にそろえたいです 目的が相手起点か
実績紹介 多くの会社に導入されています 近い営業組織では、商談後の記録や次回合意が論点になりやすいです 相手課題に接続しているか
資料説明 資料に沿って説明します 必要な部分だけ共有し、先に現状を伺ってもよいでしょうか 説明量を抑えているか

相手から会社説明を求められた場合は、2分だけ概要を伝えます。説明の後は、「ここまでで関係しそうな点はありますか」と戻すと、次の質問へつなげられます。

決めつけ質問は確認形に変える

決めつけ質問は、相手を防御的にします。営業側の仮説は必要ですが、御社は困っていますよねではなく、近い場面があるかを確認形で聞きます。

課題を当てに行くほど、相手は違いますと答えやすくなります。よくあるケースとして、初回訪問で営業管理の課題を断定し、相手が現状説明に終始してしまう商談があります。

NGトーク 言い換え 使う条件
営業管理に課題がありますよね 初回訪問後の記録や次回設定で、見直したい場面はありますか 課題がまだ明確でない時
次回化率が悪いのではないですか 最近、次回につながりにくい商談が増えた感覚はありますか 変化を聞きたい時
担当者の動きが属人化していますよね 担当者ごとに、初回訪問後の進め方に差はありますか 育成課題を探る時

仮説提示自体は、初回訪問の会話を進めるうえで有効です。相手の回答を訂正する姿勢ではなく、事実を一緒に確認する姿勢に変えると、次の質問が自然に続きます。

早すぎる提案は仮説確認に戻す

早すぎる提案は、相手の判断条件が見えないまま商談を進めます。初回訪問では、解決策を示す前に、課題の背景、関係者、次回確認したい論点へ戻します。

弊社支援先では、断られた案件をCRMで洗い直した結果、7社中2社が再び商談化したケースがあります。切り返しトークより、過去の会話記録と判断条件を読み直すことが次の接点を作りました。

営業が言いがちな提案 戻す質問 マネージャーのレビュー観点
この機能なら解決できます 解決策の前に、どの業務への影響が大きいか確認してもよいでしょうか 影響を聞けているか
次回デモを見ませんか 次回は、関係者と判断条件を整理する場にできますか 参加者と目的が明確か
料金をご案内します 費用を見る前に、現状維持で増える工数を確認できますか 費用不安を急がず扱えているか

会社紹介や商品説明が長い状態を放置すると、課題把握の前に商談が止まりやすくなります。チームの数字が動かない原因を整理する材料として、以下の資料を確認できます。


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トーク例をチームで練習する

初回訪問のトーク例は、配布するだけでは現場に定着しません。営業マネージャーは、ロープレ、同席、商談レビューで、顧客発言、次質問、次回合意を確認します。

ロープレでは相手役の反応を分ける

ロープレでは、営業担当の発話だけでなく、相手役の反応を条件別に分けます。好意的な相手、課題が出ない相手、急いでいる相手を分けると、例文の使い分けを練習できます。

新人が同じ台本を読み上げるだけでは、実際の初回訪問で相手の反応に合わせられません。マネージャーは、発話の正確さより、相手の言葉を受けて次質問を変えたかを見ます。

相手役の反応 営業が練習する一言 評価観点
課題が明確 どの業務に一番影響していますか 影響質問へ進めたか
課題が出ない 近い場面があるかだけ確認してもよいでしょうか 決めつけず仮説確認できたか
時間が短い 今日は論点を1つに絞って確認します 目的を再設定できたか

評価項目を細かくしすぎると、担当者は正解探しに寄ります。初回訪問の練習では、ロープレで見る評価項目を絞り、顧客発言、次質問、次回合意の3点に戻すのがおすすめです。

商談・営業スキル 営業ロープレ評価基準|一般5分類とFAZOMの7軸・採点例

同席では会話の主導権より合意を見る

同席では、担当者がうまく話したかより、相手と何を合意したかを見ます。会話の主導権を握っていても、次回の目的や参加者が曖昧なら改善対象になります。

営業マネージャーが商談中に細かく口を出すと、担当者は自分で次質問を組み立てにくくなります。同席中は介入を最小限にし、商談後に事実ベースで確認します。

同席で見る項目 確認する発言 レビューで直すこと
目的確認 本日の到達点をそろえたか 冒頭の一言を短くする
課題把握 相手の言葉を記録できたか 質問を事実、変化、影響に分ける
次回合意 次回の目的と参加者を決めたか 日程だけで終えない

同席後の最初の一言は、「次回に進む条件は何が合意できましたか」と聞くのが有効です。主観的な印象ではなく、相手と決めた内容から振り返ると、指摘が責任追及に寄りにくくなります。

商談レビューは次の一言で終える

商談レビューは、反省点の列挙ではなく、次の初回訪問で使う一言まで決めて終えます。発話、顧客反応、次回合意を並べると、改善点が練習テーマになります。

弊社が支援した企業では、CRMの失注案件を洗い直し、7社中2社が再び商談化したケースがあります。会話記録を読み返すと、断られた理由より、次に確認すべき一言が見つかりました。

レビュー項目 確認すること 次の一言
顧客発言 相手の言葉で課題を残したか 先ほどの課題は、どの業務に影響していますか
次質問 深掘りが商品説明に逃げていないか 解決策の前に、背景をもう少し伺ってもよいでしょうか
次回合意 目的、参加者、確認事項があるか 次回は判断条件を整理する場にできますか

200社超の支援現場でも、練習、商談、振り返り、改善のサイクルが切れると、例文は暗記で止まりやすくなります。次は、初回訪問の改善をどの成果指標で見るかを整理します。

初回訪問を成果指標へ接続する

初回訪問の改善は、例文の使用数ではなく次回合意率、課題把握率、意思決定者確認率、商談後記録率で見ます。指標を決めると、育成の成果を説明しやすくなります。

例文の暗記数だけを成果にしない

例文を覚えた数だけでは、営業改善の成果を説明できません。相手の発言が増えたか、次回条件が明確になったかをCRMやSFAで確認します。

立ち上げ初期は、ロープレ実施数や録音提出数も運用定着の指標になります。ただし、定着後は商談内の行動変化へ移します。

弊社では、営業改善を練習、商談、振り返り、改善のサイクルとして捉えます。初回訪問トークも、覚える教材ではなく次回の行動を変える材料として扱います。

次回合意率と課題把握率を見る

次回合意率と課題把握率を見ると、初回訪問トークの改善を説明しやすくなります。商材単価や商談期間で基準値は変わるため、自社の前月比で見ます。

見る指標は4つに絞ります。次回合意率、課題把握率、意思決定者確認率、商談後記録率を分けると、どこで止まっているかが分かります。

指標見る理由改善するトーク
次回合意率次の接点が作れているかを見る締めの合意トーク
課題把握率相手の課題語が残っているかを見る現状と変化の質問
意思決定者確認率次回に必要な視点を見落としていないかを見る関係者確認の質問
商談後記録率レビューできる材料が残っているかを見る商談後の入力習慣

Salesforceの営業プロセス解説では、営業プロセスを7つの段階で整理しています。初回訪問の改善も、会話の感想ではなく段階ごとの行動として測ると扱いやすくなります。

参考:How to Build a Sales Process: 7 Steps to Follow|Salesforce

育成項目へ戻して改善を続ける

指標を見た後は、改善点を営業スキルマップへ戻します。初回訪問、課題仮説、次回合意、商談記録を別項目にすると、育成テーマを決めやすくなります。

育成項目へ戻すと、営業マネージャーは次に何を練習するかを説明できます。スキル設計は、営業スキルマップの作り方と接続すると整理しやすいです。

営業AI・営業DX 営業スキルマップの作り方|項目例から現場運用まで5手順で解説

初回訪問の型は、商談レビューと練習に戻して初めて営業改善につながります。営業改善の実行と定着を支援する仕組みを確認したい場合は、以下の資料を参照できます。


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よくある質問

営業の初回訪問では何を話せばいいですか

営業の初回訪問では、挨拶、訪問目的、現状確認、課題仮説、次回合意の順で話します。最初から商品説明に入らず、相手の状況を聞く時間を確保します。具体的な進め方は組織の現状に応じて調整します。

初回訪問で聞くべき質問は何ですか

最初は現在の管理方法や最近の変化を短く聞きます。その後、業務への影響、関係者、次回確認したい条件を聞くと、提案前に必要な情報を整理できます。まずは現状の課題を整理することから始めます。

初回訪問でやってはいけないことは何ですか

長い会社紹介、決めつけ質問、早すぎる提案は避けます。相手の期待や現状を確認する前に話を進めると、課題把握が浅くなり次回合意も曖昧になります。定着には週次での振り返りが効果的です。

まとめ

営業の初回訪問トーク例は、きれいな台本を覚えるためではなく、相手の状況を理解し、次回合意へ進む条件をそろえるために使います。挨拶、目的確認、ヒアリング、課題仮説、次回合意の順番を決めると、商談後に何を直すべきかも見えやすくなります。

特に営業マネージャーは、例文の暗記数ではなく、相手の発言量、次質問、課題把握率、次回合意率、商談後記録率を確認する必要があります。次回合意後の進め方まで整える場合は、商談を前に進めるクロージングの考え方も合わせて確認できます。

営業AI・営業DX 営業クロージングとは?成功率を上げる8つのコツ

初回訪問の型を放置すると、会社紹介が長い担当者、提案を急ぐ担当者、次回条件を曖昧にする担当者の差が残ります。マネージャーは商談後に「何を直すか」を言語化できず、同じ失注理由を繰り返しやすくなります。

初回訪問の型は、商談レビューと練習に戻して初めて営業改善につながります。営業改善の実行と定着を支援する仕組みを確認したい場合は、以下の資料を確認すると、担当者個人の指導だけに頼らない改善サイクルを整理できます。


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※具体的な数値は導入企業の許可を得た範囲で一部加工しています

この記事を書いた人
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谷本潤哉
元電通、2016年創業。株式会社FAZOM代表取締役。自らの組織崩壊を原点に、営業プロセスを数字で再現する独自メソッド「メトリクスマネジメント」を体系化。累計200社超の営業組織を支援し、売上向上・新人の早期戦力化など成果を創出。