▼ この記事の内容
BtoBテレアポスクリプトは、受付突破、担当者接続、課題質問、商談打診を分けて作ります。売り込みを長く話すより、用件、相手に関係する仮説、次に確認したい論点を短く伝えると、会話を商談化へ進めやすくなります。
BtoBのテレアポでは、受付で止まる、担当者につながっても説明だけで終わる、断り文句に対応できないという課題が起きやすくなります。
営業マネージャーが見るべきなのは、トークの上手さだけではありません。受付突破、担当者接続、課題質問、日程調整のどこで失速しているかを分けて確認します。
この記事では、BtoBテレアポのスクリプト例文を、受付突破から商談化までの流れに沿って整理します。断り文句への切り返しや、現場で改善する運用も扱います。
そのまま読み上げる台本ではなく、自社商材と顧客課題に合わせて調整する型として使います。会話の分岐をそろえると、個人差のある架電をレビューしやすくなります。
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BtoBテレアポは受付突破と商談化を分けて設計する
BtoBテレアポスクリプトは、会話を一本の長い台本にしません。受付、担当者、断り文句、日程調整を分けて設計します。
スクリプトは会話の分岐表として作る
BtoBテレアポスクリプトは、相手の反応に合わせて次の一言を選ぶ会話の分岐表です。受付突破、担当者接続、課題確認、商談打診を分けて準備すると、商談化までの失速点を見つけやすくなります。
一本の長い台本にすると、相手の反応を聞かずに話し続けやすくなります。BtoBでは担当者、部署、導入状況、検討時期が異なるため、分岐を持つ方が実務に合います。
営業マネージャーは、架電後にどの分岐で止まったかを記録させますが、受付で止まったのか、担当者接続後に断られたのかで改善するスクリプトは変わります。スクリプトは完成品ではなく、検証する仮説です。接続率や商談化率を見ながら、第一声、用件、質問、日程打診を少しずつ更新します。
受付突破は売り込みより用件の明確さで決まる
受付突破では、商品説明を長く話すより、誰に何の用件で連絡しているかを短く伝えます。受付担当者は商談判断をする立場ではないため、取り次ぎの判断材料を渡します。
例文は「営業部門の新規商談化の件で、営業企画をご担当の方におつなぎいただけますか」です。相手の部署、役割、用件が一文で分かるようにします。
受付で詳しい機能説明をすると、不要な売り込みと判断されやすくなりますが、担当者につなぐ理由だけを伝え、詳しい話は担当者接続後に回します。受付突破の改善では、名乗り、用件、担当者指定の3点を確認します。声の明るさよりも、取り次ぎ判断に必要な情報がそろっているかを見ます。
担当者には課題仮説を短く伝える
担当者につながった後は、会社説明よりも課題仮説を短く提示しますが、相手が自分ごととして聞ける論点を最初に置くと、会話が続きやすくなります。例文は「営業メンバーごとの商談化率に差があり、トークや切り返しの標準化を進めたい企業様からご相談が増えています」です。相手の業務課題に近い仮説を置きます。
特定商取引法ガイドの電話勧誘販売ページでは、電話で勧誘を行う取引の概要が整理されています。BtoBでも相手の時間を尊重し、目的を明確に伝えてから会話の可否を確認します。
課題仮説の後は、すぐに質問へ移ります。説明を続けるのではなく、相手の状況を確認することで、商談化すべき案件かを判断できます。
受付突破から商談化までの基本スクリプト例文
基本スクリプトは、第一声、取り次ぎ依頼、担当者接続、課題質問、日程調整の順で作ります。各段階の目的を分けます。
受付突破の第一声を整える
受付突破の第一声は、会社名、名前、用件、担当部署を短く伝えます。例文は「FAZOMの〇〇です。営業組織の商談化率改善の件で、営業企画のご担当者様におつなぎいただけますか」です。
最初から詳しい説明を入れると、受付担当者が判断できない情報が増えます。取り次ぎに必要な範囲だけに絞り、相手が確認しやすい言い方にします。
受付で社名を聞き返された場合は、繰り返したうえで用件を一文で補足します。焦って長く説明せず、相手の確認を待ちます。
担当者へつないでもらう依頼の伝え方
担当者につないでもらう依頼では、役職名が分からなくても、担当領域を指定します。例文は「営業メンバーの育成や商談品質の管理をご担当の方はいらっしゃいますか」です。
個人名が分からない場合でも、部署や業務で指定すると受付が確認しやすくなります。営業部長、営業企画、インサイドセールス責任者など候補を準備します。
取り次ぎ依頼では、強い言い切りよりも確認の形にします。受付担当者を説得するのではなく、社内で該当者を探しやすい情報を渡します。
| 場面 | 例文 | 目的 |
|---|---|---|
| 第一声 | 営業組織の商談化率改善の件でお電話しました | 用件を明確にする |
| 担当者指定 | 営業企画をご担当の方はいらっしゃいますか | 取り次ぎ先を探しやすくする |
| 不在時 | 改める時間帯を教えていただけますか | 次回接点を残す |
担当者接続後の導入トーク
担当者につながったら、まず短く名乗り、相手の時間を確認します。例文は「突然のお電話失礼します。営業メンバーの商談化率改善について、1分だけ背景をお伝えしてもよろしいでしょうか」です。
時間確認を入れると、相手が聞く姿勢を取りやすくなります。いきなり説明に入るより、会話の許可を得てから課題仮説を提示します。
導入は短くします。会社紹介を詳しく話すより、相手に関係しそうな課題を先に出し、聞く理由を作ります。
課題質問から商談打診へ進める流れ
課題質問では、相手の状況を一つ確認します。例文は「新規商談の質やメンバーごとの切り返しに差が出る場面はありますか」です。
質問を広げすぎると、初回電話の目的がぼやけます。最初の電話では、課題の有無、関心の方向、詳しく話す価値があるかを確認します。
相手が課題を話したら、商談打診へ進みます。例文は「近い事例を交えて、改善の進め方を15分ほど整理できます。来週前半でご都合はいかがでしょうか」です。
日程調整とクロージングの進め方
日程調整では、候補を二つ提示します。例文は「火曜の午前か木曜の午後で15分ほどお時間をいただくことは可能でしょうか」です。
相手に自由回答を求めるより、候補を出す方が調整しやすくなります。BtoBでは会議時間を短く示すと、初回接点の心理的負担も下げられます。
クロージングでは、当日の議題を確認します。誰が参加し、何を確認するかまで伝えると、商談の目的が明確になります。
よくある断り文句への切り返し例文
断り文句への切り返しは、反論ではなく確認です。相手の状況を受け止め、次の接点や確認事項へ変えます。
資料送付を求められたときの対応
「資料を送ってください」と言われた場合は、送付先だけを聞いて終えないようにします。例文は「承知しました。関心のあるテーマに合わせたいので、商談化率と育成のどちらが近いですか」です。
資料送付は拒否ではなく、判断保留の場合があります。相手の関心テーマを一つ確認できれば、送付後のフォローも具体化します。
送付後の接点も同時に決めます。例文は「お送りしたうえで、来週水曜に要点だけ確認してもよろしいでしょうか」です。
今は忙しいと言われたときの対応
「今は忙しい」と言われた場合は、説明を続けず、再接続の条件を確認します。例文は「承知しました。改めるなら本日夕方と明日午前では、どちらがご都合よろしいでしょうか」です。
忙しい相手に長く話すと印象が悪くなります。短く引き、次に話せる時間帯を確認する方が接点を残しやすくなります。
再架電時には、前回のやり取りを一文で伝えます。相手が覚えていなくても、会話の継続性を作れます。
間に合っていると言われたときの対応
「間に合っています」と言われた場合は、現状を否定せず、確認観点を一つ置きます。例文は「承知しました。今の運用でメンバーごとの切り返し差も把握できていますか」です。
反論すると売り込みに聞こえます。現状を認めたうえで、見落としやすい論点を一つだけ確認します。
相手が具体的に答えた場合は、課題の有無を判断します。課題がなければ無理に商談化せず、将来接点として記録します。
担当者不在時の確認と再架電
担当者不在の場合は、戻り時間と担当領域を確認します。例文は「営業企画のご担当者様は、本日お戻りの予定はございますか」です。
不在時に詳しい説明をしても、担当者へ正確に伝わらないことがあります。受付には、次に連絡するための情報だけを確認します。
再架電では、前回確認した担当領域を踏まえて用件を伝えます。毎回同じ第一声にせず、接点履歴を活かします。
テレアポスクリプトで避けたいNG例
NG例は、長い自己紹介、機能説明の押し切り、受付での話しすぎです。相手が判断しやすい順番へ直します。
長い自己紹介から始めない
長い自己紹介から始めると、相手は用件をつかめません。会社概要、導入実績、機能説明を最初に並べるより、相手に関係する課題を一文で示します。
NG例は「弊社は営業支援のサービスを幅広く提供しておりまして」です。改善例は「営業メンバーごとの商談化率改善の件でご連絡しました」です。
自己紹介は、名乗りと用件が伝わる範囲に絞ります。相手に関係する可能性のあるテーマを伝えたら、すぐに確認質問へ移ります。
機能説明だけで押し切らない
機能説明だけで押し切ると、相手の課題と結びつきません。便利な機能を並べる前に、相手が何に困っているかを確認します。
NG例は「AIでロープレができ、評価も自動化できます」と話し続けることです。改善例は「切り返しの標準化でお困りの場面はありますか」と確認することです。
機能は、課題が確認できた後に説明します。相手の状況に合う機能だけを伝えると、商談化の理由が明確になります。
受付で商談内容を話しすぎない
受付で商談内容を話しすぎると、担当者へつながる前に断られやすくなります。受付は取り次ぎ判断をする立場であり、商談内容の評価者ではありません。
受付では、担当部署と用件を簡潔に伝えます。詳しい課題仮説や事例は、担当者につながってから話します。
受付対応を改善するときは、録音やメモで第一声を確認します。用件が長すぎる場合は、20秒以内で伝えられる形へ直します。
スクリプトを現場で改善する運用
スクリプトは作って終わりではありません。会話ログ、接続率、商談化率、練習結果を使って改善します。
録音やメモで会話内容を分類する
録音やメモを使い、会話を受付突破、担当者接続、課題質問、日程調整に分類します。どこで止まったかが分かると、直すスクリプトを絞れます。
分類は細かすぎる必要はありません。受付突破率、担当者接続率、課題質問到達率、商談化率の流れで見ると、マネージャーが支援しやすくなります。
会話メモには、相手の断り文句と次回対応も残します。担当者ごとの感覚ではなく、組織で改善できる材料に変えます。
会話を分類して標準化する観点は、営業活動を型化する方法でも整理しています。
商談・営業スキル 法人営業アポの取り方|テレアポのコツと改善手順
接続率と商談化率を分けて確認する
接続率と商談化率は分けて見ます。受付突破が弱いのか、担当者接続後の課題提示が弱いのかで、練習すべき内容が変わります。
接続率が低い場合は、第一声、担当者指定、再架電時間帯を見直します。商談化率が低い場合は、課題仮説、質問、日程打診を見直します。
数字を見るときは、担当者を責めるためではなく改善箇所を探すために使います。会議では、次に変える一文まで決めます。
商談化につながるパターンを確認する場合は、勝ち筋分析の進め方も参考になります。
営業AI・営業DX リードスコアリングの方法|営業引き渡しに使う配点表と見直し手順を解説
AIロープレで切り返しを練習する
AIロープレでは、受付突破、担当者接続、断り文句への切り返しを反復できます。架電前に練習し、商談化しやすい質問を体で覚えます。
練習課題は、実際の架電ログから作ります。よく出る断り文句や失速点を使うと、現場に近い練習になります。
AIロープレの比較観点は、営業AIロープレツールの比較でも確認できます。スクリプト改善と練習環境を合わせて選べます。
営業AI・営業DX AIロープレとは?営業ツール15選を3軸比較|失敗しない選び方
よくある質問
BtoBテレアポスクリプトはそのまま読めばよいですか?
そのまま読むのではなく、自社商材、相手の部署、課題仮説に合わせて調整します。受付突破、担当者接続、課題質問、日程調整の型を使い、架電後にどこで止まったかを記録して改善します。
受付突破で一番大事なことは何ですか?
受付突破で大事なのは、売り込みを長く話さず、誰に何の用件で連絡しているかを短く伝えることです。部署や担当領域を指定し、取り次ぎ判断に必要な情報だけを簡潔に渡します。
断り文句への切り返しはどう練習しますか?
実際に多い断り文句を分類し、資料送付、忙しい、間に合っている、不在などの型で練習します。AIロープレや録音レビューを使い、反論ではなく確認質問へ戻す練習を重ねます。
まとめ
BtoBテレアポスクリプトは、受付突破、担当者接続、課題質問、商談打診を分けて作ります。長い台本ではなく、相手の反応に合わせて次の一言を選べる分岐表として設計します。
受付では用件と担当領域を短く伝え、担当者接続後は課題仮説を提示して質問へ移ります。断り文句には反論せず、状況確認や次回接点の設定へ変えます。
スクリプトを現場で定着させるには、接続率と商談化率を分けて見て、録音レビューやAIロープレで改善します。架電トークの標準化と練習環境を整えたい場合は、以下の資料で支援範囲を確認できます。
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